あかんたれブルース

継続はチカラかな

いい男のレシピ

不定期ルイちゃん通信(284)


と思えば、今度は別な職場で
黒ちゃんという若者がみんなにイジメられているそうな。
たしかにドンクサイところはあるけてど
真面目で素直な青年だといいます。
というか真面目すぎるんだな。そして気がいいので
みんなの絶好のストレス解消のサンドバックにされている。

ルイちゃんはそれが不憫でならないそうな。

管理職である店長までがそうなんだと憤慨してる。
こらこら君がまた暴れて問題起こすなよ(汗)

で、どういうわけかわたしに占いやって元気づけてくれと。

ええええつ、そうなるのお(汗)

わたしはルイちゃんにたくさん弱みを握られてるので
抵抗はしても最終的には拒めない(涙)。
サーカスの馬です。その背中に乗ってる猿がルイちゃんです。
楽隊の音楽、観客の歓声と拍手、団長の鞭!

さて、占いって、その日
せっかくの非番をルイちゃんはファミレスで
黒ちゃんと待ち合わせて
落ち着いたところでわたしに電話。
そのケータイを黒ちゃんに渡した。

「もしもし」

「ああ、あ、黒ちゃん。はじめして馬ちゃんです」

なにが恥しいたって、自分のことを馬太郎とかいって
電話で名乗るときが一番恥しい(汗)。マジっすよ(恥)
以前、風さんのところに夜電話した際に
学者だという旦那さんが出られて

「ああ、あ、夜分おそれいります。馬太郎と申しますが・・・」

「えええっ?」

と怪訝に胡散臭そうに対応されたときは
穴があったら入りたかったです(涙)


ま、黒ちゃんは噂どおりの天然さんでそのへんは大丈夫でしたけどね。
以前も職場でイジメにあって、それで転職だったとか。

そのへんのなぜの仕掛けを解き明かし
20代までは空亡で、これは修行の期間であり
30歳以降は開運するという宿命とそのときのポイントを
レクチャーしてあげたら喜んでいました。

「いい男になれよ」

「はい」

最後にそう言って電話を切った。
この「いい男」は『仁義なき戦い悪の金言』では要注意の言葉。
だけど、あえて使用しました。


黒ちゃんは元気になったそうですが
その環境は相変わらずだそうです。
なんでこうかね。
同じ職場ならもっといい雰囲気でやればいいのに
馬鹿な連中だ。

さっきの引きこもりの青年と
この健気な黒ちゃんの対比に忸怩たる思いにかられるのだった。

黒ちゃんがんばれ。
いい男になれよ。