あかんたれブルース

継続はチカラかな

純愛を許さなかった無理筋

不定期ルイちゃん通信(別件)


ケメコが彼氏さんと別れたという。

遅かれはやかれそうなると思わないでもなかったけれど
それは無理筋だからといっても聞かないケメコで
まあ、そういうのもアリかな、と
それはそれでも良いか、と思ってそれ以上は言わなかった。

いや、言えないよね。

恋愛は熱狂であるんだから。しょっぱなから狂っているわけで
それが醒めて、冷静になんぞなったら
恋愛自体も、おしまし。なんだからさ

これも純愛ってものかなあ

それでもわたしが無理筋といってやめとけといったのは
この彼氏さんに誠実が、誠が、なかったからだ。
それはケメコに対してだけではく、
すべてに対して、そして彼自身に対してもそうだった。
そのことをどこかで彼氏さん自身も苦しんでいるんだろうとも思う。
でもそれが故にそれから逃げる。
逃げ切れるものではないけれど、まあ一種の亡者のようなものです。

ケメコは情の深い女なのだ。

今回の破綻の原因はいつものように
彼氏さんの浮気の病気が出て
その挙動不審から彼氏さんのケータイを
ケメコは見た。

やっぱり・・・

決定的な証拠を突きつけたところ
彼氏さんは逆上して暴れて暴言吐き散らし自身も嘔吐してたそうな。
自己矛盾に彼氏さん、ぶっ壊れそうになったんだね。

男女間の痴話げんかです。

問題は、そのことを友人に話したところ
「あなたがケータイをみたのがいけない!」と
えらい剣幕でそこを突かれて、色々批判された。
それもあってケメコはショックのようです。


   ?


なんか変な話だ。
確かに、恋人とはいえ、他人のケータイを覗きみることはよくない。
しかし、それが問題なのかなあ・・・

主客転倒というか、逆転というか
王将より飛車を欲しがるヘボ将棋とか
パチンコで五万円すって一箱五万円の煙草を吸ってる(一本2千500円!)
とか・・・まあ、原則論だよなあね

そういうのって、たとえば無農薬野菜の信奉者が
隣の家に原爆が落ちても無農薬野菜を食べたいというやつと同じで、
現代社会の思考発想のひとつの特徴、傾向でもある、と思う。

いや、百歩譲って、その友人さんは、そういう意味ではなく
その行為をケメコの我の強さと指摘したかったのかもしれない。
真実を突きつけてもなにも得るものはないと。
ここは大人になって見て見ぬフリ、知らぬフリをして
いることが良き関係を続けられる方策であると
いいたかったのかもしれない。

でも、それはペケだ。

そんなもので保つ関係になんの意味があるのか?
ケメコと彼氏さんが夫婦で家庭とか子供とか
様々なしがらみがあるんだったら、まあわからないでもない。
けれど、そういった関係ではないわけだし、
だったらここは純粋に愛を貫き通していいんではなかろうか。

わたしも以前、この友人さんと似たようなニュアンスで
「まあ彼氏さんにとって浮気は病気みたいなもので
 それでも好きなんだから、ここは芸人の女房になったつもりで
 腹を括って大概のことはおおめにみてあげんだね」と確かに言った。

でもね、と、思う。
ここでケメコがその不貞を突きつけたところで
彼氏さんは逆ギレするのは筋違いなのだ。
恋愛は男と女の真剣勝負なので
ここで裏切り行為をやったら相手に刺されても仕方ないと思う。

ここは素直に「ごめんなさい」土下座してでも謝れば
ケメコはきっと最終的には許したと思う。
「ダメな人ねえ」って

ケメコは情の深いアホなのだ

この件のポイントは
浮気が問題ではなく、その後の彼氏さんの態度であり、
ましてや、ケータイを見たとかじゃない。

そして、なによりも
ケメコとこの彼氏さんの立ち位置が違う。
ここに無理筋があるといえば、あるのだと思う。

そんなことよりわたしが思うのは
せっかく愛想を尽かすことができたんだから
このままうまく別れられればいいなあ~ってとこですかね。
そういう要らぬ心配をさせるほど

ケメコは情の深いアホなのだ(涙)。



因みに、本件とルイちゃんはまったく関係ありませんのでアシカラズ。