知性の行方（5）
尿道を詰まらせたJJ.が 巨乳の夢を見ている時
ルイの婆は 朝の牛丼屋でレジの合計が合うのを待っている
入浴中のうり坊がほくそ笑みながら 銭勘定をするとき
ロマン少年馬太郎は頭皮を痛める朝陽にガンを飛ばす
この地球では いつもどこかで 朝がはじまっている
ぼくらは朝をリレーするのだ 牛丼屋から 新世界へと
そうしていわば交替で地球を守る
眠る前のひととき 耳をすますと
どこか遠くで 目覚まし時計のベルが鳴っている
それはあなたの送った朝を 誰かがしっかりと受け止めた 証
・ 「晦日と元旦のリレー」谷川馬太郎
今年もあと半日です。
色々あった2011年もあと12時間あまり
いかがお過ごしでしょうか
今年の紅白が終わってからの「行く年来る年」は
感慨深いものとなるでしょう。
震災ではしろこちゃんちが根こそぎ流されてしまった。
雫も職を失った。
よし姉さんは意識を失って救急車で運ばれた。
桑子は乳がん治療で坊主になった。
わたしも両目とも視力を失った時期もありました。
JJ.は今年も相変わらずバカです（涙）
それでもみんな元気です。
かおりくんは相変わらずですがこの間の電話では
ちょっとひと味違った感じでした。
なにはともあれ僕らは繋がっています。
この見えないパイプ、尿管ではないぞ！
ありふれてしまったけれど「絆」のようなものから
ビリビリと電気のような電波のような信号を発しています。
僕らは愛をリレーしている。
端からみたらおバカにみえるかもしれませんが
わたしたちは幸いです。
嬉しくて、楽しくて、気持ちいい、一年でした。
今日から明日へ
それは毎日リレーされている。
君から僕へ 僕から君へ
交替で地球を守る
力より嬉しくて
数より楽しくて
法より気持ちいい
僕らは愛で守っている。
笑って守っている。ときには攻める。
シスターズよブラザーよ
来年も笑おうぜ！
