あかんたれブルース

継続はチカラかな

愛のディープ・スロート西へ

知性の行方(3)


俺のポケットには昨日サイゼリアでガメてきた
赤と白のマーブル模様のストローが隠されている。
それを握り締めて地下鉄に乗った。

JJ.まってろよ。

奴は尿管結石で苦しんでいるんだ。
あの痛みは経験したものじゃないとわからい。
うんうん唸ってるみたいだ。
毒をもられた殿様だ。
紫の鉢巻してのた打ち回っている。
エロDVDで抜いて出そうとしたようですが失敗したそうな。
それは無理だよJJ.。第一痛くて立たないだろ。
可哀想なやつ・・・
バカなやつ。

このストローで・・・

御茶ノ水で地下鉄のドアが開くと
俺は人ごみをぬうように駆け出した。
ホームに行きかう人々が振り返る
「映画のロケ?」
ジャン・レノ?」
「ブルース・ウイルスでしょ?」
長いエスカレーターを駆け上がった。
気をつけろ!
東京と大阪じゃあ追い越し車線が逆なんだ。
わかってるわかってる俺は常にクールだぜ。

なかほどで足が攣った。

東京メトロの職員に肩を借りて
JR御茶ノ水駅の改札にチェックイン。
「横山さん有難う」

高尾行きの「特快」に乗った。

JJ.まってろよ。
このストローをお前の尿道に差し込んで
吸ってやる。
お前のダイヤモンドを摘出だ。

それを指輪にして
よし姉に売りつけてマカオで豪遊しようぜ。

あっ、行き先が違った武蔵五日市に着いちゃった(汗)

りんちゃん、あとは頼む。