あかんたれブルース

継続はチカラかな

恋人はドラえもん

練炭女の(4)


わたしが引っかかったのは
3月7日にアップの記事「不能の烙印」で
末期ガン(余命半年)告知から、
死を覚悟せざる負えなかったHさんが
「俺の一生もここまでか。できれば、もう一度か二度
 恋愛をしてみたかった」などと健気なことを考え、
その次に訴訟ごとを怖れ、晩節を汚したくないと
過剰シュミレーションで納得させているので
そんなこともないんじゃないんですかとなだめようとしたら
若い女」以外に恋愛対象はあり得ないと言い張るので
こっちも意地になって喩えで説けば
「あんたインポか」と蔑まれてしまった(涙)
ことを思い重ねてでした。

もしかしたら、Hさんは練炭女事件を知っていたのかもね。
わたしは知らなかった。知っててもそのとき繋がらなかった(汗)

問題はさ、平均的一般的常識的な60歳超えのHさんが
恋愛の対象を「若い女」に限定していることです。
以前、風さん(70過ぎ)にお聞きした話では
高齢者の集まりでは猥談が必要以上に多いのだそうです。
風さんが参加する集いですから、地域の名士的な人たちの集まりでしょう。
それでも下ネタが満開なんだ・・・

JJ.そこに行けばモテモテ人気物だぞ!

この件について風さんと話した結果結論として、
それは若さに対する「渇望」ではないかと。

自分自身の老いはどうにも否定できない。けれども
どこまで若さの証である恋愛や性行為と無縁ではない、かを
アピールしているという、これまた健気な意気地なのでしょう。
また、実際に
自分が若い異性から認められるかどうかが大きな鍵なのだな。
それもあって、Hさんは「若い女」に固執したんだと思う。

それだけのことなら風俗にいけば事は足ります。
一応、Hさんは風俗には恋や愛は得られない
ということは理解していたわけですね。

練炭女は若かった(一応過去形ですよ)
でも、あの若さにその若さにわたしは疑問を感じますけどね。
でも、騙された人や殺された人は十分それで満足のいくものだった
のでしょう。彼らのニーズは満たしていた。

若さにはこういった付加価値がある。

Hさんには失礼ですが、
もし仮にHさんと練炭がどこかでめぐり遭っていたら
もしかしたら・・・(汗)
本人もその可能性はゼロとはいえないと肝を冷やして
訴訟(殺されないまでも)とか晩節を汚す(殺された場合)を
妄想して、こぼしてしまった、のかも、しれません。

昨日のコメントでJJ.は練炭女の最大の武器を「情報」と指摘してきた。
わたしはそれを「そんなタマじゃないよ」と否定しましたが
一晩考えて、その情報は質量、整理、分析ではなく
ただ一点「若さには価値がある」に集約させたことじゃないかな
(学生とか学費云々はそれに付随させたものとして)

練炭のその若さという一門の旧式青銅砲で旅順要塞を撃破する。
その口径数は6ミリぐらいしかしかない。(二八サンチ砲は280ミリ)
そのわずか6ミリに魔法をかけた。

ビッグライト!

練炭ドラえもんだったのだ。
そういえばなんとなく練炭が「空気砲」にみえてきた!

なぜ、練炭はそういう不思議なポケットを有し秘密の道具を
もっていたのか、そうできたのか?

おっじはそれを「押し」ではないかと分析していましたが、
わたしはそれも認めたうえで、練炭をパワーアップさせたのは
「自信」だと思う。
「確信」と言い換えてもいいです。
これが彼女をカリスマ、平成カマキリ女に変身させたと。

だって、若い女性はそれこそたくさんいるわけです。
みんながみんな練炭を持ち寄ったら景気はもっとよくなっているはずだ。
普通の女性はなんだかんだいって自惚れても
ここまで若さだけに自信はもてません。
パーツも気になれば、体型も気にするものです。
練炭はそういうことには一切気を移さない。
若さという(情報)一点集中豪華主義に賭けた。
これはやっぱりカリスマかもしれません。

対して、男性側の自信はどうか。
これがまた、口ほどになくみんな自信がありません。
年齢に対するものとか、またお金に依存せざる負えない傾向とか
まあまあいろいろです。
たとえば
その原因というか
その事象を表すのにコミックの設定は如実だ。
いわゆるラブコメものやそういう展開で
主人公(男子)は消極的で、マドンナ(女子)は積極的。
もう定番お約束の設定ですよね。少女マンガでも立場を替えて共通。

はやい話がほとんどの人がなんだかんだいって自信がないんだ。
そりゃあそうですよね、変にそういうのがあるとアホです。
謙虚は美徳だ。まず、これが普通。

しかし、そういう普通の人の前に
自信に満ち溢れた者が立ちはだかったら、どうなる?
おおかたは気味悪いとか違和感があって避けるでしょうが
カマキリとかクモとか食虫植物ですからね。
心の隙をついてグルグル真木よう子です。

むっしゅはそれを「おかしな人がおかしな事を」した
と斬り捨てるけれど
あの練炭が昔のおニャン子クラブの新田恵利に若干でも
似てたか面影でもあったらさあ大変
今日はむっしゅの三回忌。南無合掌

でもさ、睡眠薬で眠ったままそのまま逝けたのなら
それはそれで幸せだったかもよ。
人間死ぬのも苦痛が伴いますからねえ。
死を意識したHさんが、もう一度か二度、求めたわけです。
二度はないけれど、(だいたい二度目を求めるのがあかん)

死んでもいい、死ぬほどの恋ができた大往生。

晩節? 
死んだあとのことをあんた鬼が笑うよ。
長くなりました。
ということで、50歳以下で若干でも新田恵利に似てるかなあ
と思う人は、むっしゅをターゲットにどうぞ。
(先日現在の新田恵利を観ましたが、単なるおばさんでした)
コロッといきます。いちコロです。