ナルシスの弁明（3）
うり坊は「真実を語る鏡」を持っているという
昨年、懸賞でゲットしたそうな。
可哀想な「真実を語る鏡」は毎晩毎朝四六時中
真実を脅迫されて、円形脱毛症
昨夜も深夜の牛丼屋で愚痴っていました。
しかし、真実とはなんだろう？
近現代史を研究するものとして、実はいまさらながら
非常に疑問だ。
新聞、テレビのマスコミで真実を語られることなんて、まずない。
歴史が冷静に捉えられるのに100年の時間を要するといいますが
100年以上たっても本当のところの真実は藪の中です。
みんなは
真実真実と真実一路のマーチを叫ぶけれど
http://www.youtube.com/watch?v=bf4BmIFIMx0
幸せなんていうやつは空か降っちゃこないのさ
タンバリンリンリン、タリバンバンバンどっかーん！
空から降ってくるのは乗っ取られた航空機か
北朝鮮の人工衛星かそれとも春雨か
たとえ、それが明かされても
その真実が納得されないと、まったく無視されてしまう。
「原発は安全ではない」
これは真実だ。違うか？
条件を付けてちゃダメ！
「れば」とか「たら」じゃダメなの。
原発なしではやっていけない
っていうんだったら
話は別だけれど、やっていける技術もあるし
これからもそういう技術は発展進歩するんだろうから
なんで、ここで切り替えていこうってことにならないの？
なんでそんなに原発にこだわるの？
私達は真実を求めるけれど
いざ、その真実ってものが、都合が悪ければ
それになんら価値を見出さない。
真実ってなんだ。
そんな二番煎じの原発なんかよりも
技術大国である日本復活の絶好のビッグチャンスだっていうのに
なんで揉めるんだよ。
誰も今すぐ止めろっていってないんだから
できるだけすみやかに
切り替えるってことで、いいじゃないか。
と、思わない？
普通はそう思うんだけどなあ・・・不思議だわ
この疑問を解くために
わたしは書斎の奥の鍵のかかった引き戸から
ヤヌスの鏡を取り出した。
これは昨年ジャパネットたかたで3980円で購入したものです。
しかも枕カバーが六点付き。
これまで
「ＪＪ.はアホですか？」「アホです！」
「よし姉はアホですか？」「アホ！」
「うり坊は？」「樽！」
「おっじは？」「爺！」
「むっしゅは？」「爺！」
「ルイちゃんは？」「婆！」
「りんちゃんは？」「イチゴのパンツ！」
「寅屋は？」「看護婦が好き！」
「つ～たんは？」「看護婦も好き！」
「トリックスターさんは？」「イーデス・ハンソンが好き！」
「しろこちゃんは？」「嫁に行きたい！」
「塾長は？」「意味不明！」
と100％の的中率なのです。なので恐くなって封印してたのですが・・・
古代ローマの神・ヤヌスは
物事の内と外を同時に見ることができたという
鏡よ鏡、この不思議はなぜかしらん？
「トチ狂ってる」
鏡は即答した。
