あかんたれブルース

継続はチカラかな

避けて通れないハードル

ニッポンの教育改革(12)


日本人は変革とか変化にナーバスです。
わたし自身だって例外じゃない。

三年前にJJ.からベーシックインカム(BI)を
聞いて、共産主義国、中国の混乱、文化大革命を即連想した。
そんなことしたら働かない人が増えるんじゃないか?

その呟きにも似た問いかけに
JJ.は間髪を入れず即答しました。

「それでもいいんですよ」

この一言でわたしの疑問や不安は一瞬に解けました。
あのときのJJ.はカッコよかった。
まるでアニメかなんかに登場する賢者か勇者のようだった。

さて、教育改革、
まあその核、本丸はなにかといえば
大学(高校)入試制度改革だ。
ぶっちゃけていえば
ペーパー試験の全廃です。

これを聞いて、引く人は多い。というか拒絶反応を示す。

たぶん、三年前にわたしがBIを聞いて
共産革命とか文化大革命を連想したような不安から
もっと発展して恐怖や戦慄がはしるのだと思う。

そして、そんなの無理。非現実的と否定しだす。

確かに高いハードルだと思いますが
高校普通科改組とか基礎学力調査とか
いろいろな改革案が実行されたとしても
これを変えないとまったく効果がないでしょう。
つまり他の改革案は各論で、本論のためにあるもので
日本の教育改革の二百三高地
受験制度の抜本的な改革にありペーパー試験全廃なのだ。

これをフェアに効率的で効果的なシステムとして
提案し、納得できるものにしないといけません。

それが効果効率的であることは立証できるのですが
問題は「フェア」かどうか。
これをみんなに納得させないといけない。
ある意味、問題はこれだけです。

こういう人がいる。
「現在の受験制度には問題があるかもしれないが
 これ以外にみんなが納得するシステムはないではないか。
 時間と労力とお金をかけたわけであって
 それが正当に認められたわけだ。
 ベストとはいわないまでも
 これ以外にそれに見合う方策がないのならベターである」

これは先月、ある文科省OBが語った本音です。

なんだかんだいってもペーパー試験はフェアであると。
つまり、事務的に選別できますから
そこに人間が介在しないわけです。
好き嫌いとかエコヒイキがないってことでもあり、
(推薦入学制度の問題点など)

担当者の責任回避も読み取れる。
裁判員制度と同じです。

ま、それはそれとして
じゃあそれをクリアできないか
ここが頭の使い何処だ。

これをクリアしない限り、なにも変わらない。

みんなも考えてみてね。