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固くなに定まった観る念力(2)


昨日6月30日、夕方のニュースで
大飯原発再稼働に反対する抗議デモの航空画像に
ドキッとさせられました。
首相官邸周辺をとりまく群衆、その数2万人。
これまでの抗議行動でも最大規模だそうです。

日本でもあるんだ。

先々月の25日、わたしは霞ヶ関
30人ほどの再稼働反対集団の座り込みを横目に
内幸町に向かった。

通り過ぎるそのときの感想は
「偉いもんだなあ」だった。
以前はそんなふうには思わなかったと思う。

賛成か反対かの二者選択や多数決では不安を感じる。
ネットを活用したチュニジアやエジプトの革命運動にも
どんなものかと腰が引けてみていたものです。

7月1日つまり今日から再稼動されるのですね。
その前夜ということで2万人か。
それでもその映像には考えさせられるものがあった。

2万人が多いか少ないか
そんなことじゃない。
おかしいんじゃないかと、腰をあげて
わざわざ永田町まで出てきた人が昨日2万人いたわけです。
電車賃使って。

息苦しくて窒息しそうだったのだ。

わたしは、再稼動に絶対反対ではありません。
これは消費税に対しても同じ。
賛成か反対か
そうじゃなくて、そういう二元論・二極論じゃなくて
カードの出し方というか
順番の問題だ。

子供王国シリーズでも、この国の稚拙化
日本人特有のスタンスを記事にしてきましたが
要は時間軸の問題で
今後、原子力発電に未来はない(新しく誘致できる場所はない)
以上、ソフトランディングするしか手はない。

動かすか動かさないというよりも
今後どうするかを踏まえての計画説明が必要なのに
とにかく動かさないと日本経済は破綻するとか
「現実的」に有り得ない。だから動かす。という言う。

頭おかしいんじゃないか?

わたしたちの仕事で、事業をスタートさせるには
見積書や事業計画書などを作って
プレゼンテーションを行って、
クライアントに納得合意が得られてスタートをきる。

そこを省いてやれるのは
個人経営のワンマン社長だけだ。

とはいえ、
大阪府民に行ったアンケート調査で
およそ六割が再稼動賛成という結果に、苦笑いでした。
天六商店街の大阪の通行人はみな節電に意欲的だったのになあ

以前、記事にもしましたが
「がんばろうニッポン」とか「絆」というのなら
この夏ぐらいは頑張ってもよかったのではないかと思う。

現実的とか、現実論とかいうけれど
気持ちの問題って大きいと思う。
ここで一発、日本人の踏ん張りと工夫をみたかったな。

元大蔵官僚で昔小沢側近で今は反目にまわって
野田さんの後ろでネジを巻く某氏は
「諸費税導入は30ぷん説得できれば納得させられる」
と豪語していました。

なんか秋葉原デパートの前の実演販売のテキヤのようだ。
そうじゃなくて、今、その万能包丁は必要なのかどうか
時間軸、タイミング、時期の問題なのではないか?

現実的とか、現実論という言葉で
誤魔化さないでほしい。
ちゃんと国民に向かって正面から正々堂々と
納得できる言葉で、話してよ。

30分あったら事足りるのでしょう?

民主主義というものは、その側面に愚民という存在があり
面倒で手間と時間と金がかかるものです。

国民は政治家を信じない。
政治家も国民を信じない。
国民は国民を信じない。

これじゃあなあ・・・
資本主義のいきづまり、というよりも
民主主義のいきづまりなんじゃないかと思う。

いきづまって、窒息。

茶の間で傍観してると酸欠で脳が死んじゃう。

2万人が多いか少ないか
そんなことじゃない。
おかしいんじゃないかと、腰をあげて
わざわざ永田町まで出てきた人が昨日2万人いたわけです。
電車賃使って。

息苦しくて窒息しそうだったのだ。