あかんたれブルース

継続はチカラかな

糾弾者の正義と態度

人間の条件(2)


iPS移植詐欺の森口尚史氏が記者会見・・・
頭痛いねえ(汗)
ああいう嘘が通せると思ったのか?
まるで子供だ。

わたしは森口氏になんら同情などしない。
のだが、なんかしっくりしないのが
マスコミ陣のインタビューの糾弾姿勢だ。

手ぬるければ、もっとやれ!と思うのでしょうが
なんか懐に鬼の首を隠し持ったような感じで
嫌な感じだった。

ああいうマスコミの姿勢って嫌だな。
昔、豊田商事会長刺殺事件(1985年)っていうのが
テレビでリアルタイムに報道されたことがある。
(犯人が会長宅に押し入って刺殺するまで)
その犯人が警察に自首する道中を報道陣が取り囲み連なる
そのなかの報道陣の一人がなんか横柄で態度がでかい。
テレビ画面を通してそんなことを感じてた。
嫌な感じだった。
そしたら犯人のオヤジが激怒して殴ったか怒鳴った?

そんとき、なぜかホッとしました(汗)。
そんとき、わたしと同じように感じた人が
たぶん10人中2人はいたんじゃないかな。


幸子に聞いた話ですがネット画像で
中国のとある町で女スリが捕まって市民につるし上げ
暴行を受ける画像が公開されていたそうです。
リンチだ。
なかでも7、8才の少年がその四十女のスリを
思いっきり平手打ちで頬を何度叩くのだそうです。

幸子は
その女が可哀想でいたたまれないず
友人の劉さんに事の次第を訴えたそうな。

劉さん曰く、それは中国では常識的なことで
中国人は正義の大儀があれば容赦なくとことん相手を
叩きのめすのだそうです。
むしろそういう場を熱望してる。残酷だね。

無論、その女スリは犯罪者だ。
同情するのはバカだという人もいるでしょう。
が、だからといってリンチするか?

民度の違い。

ま、これでしょう。少なくとも今の日本では起こらない
と思う。けれども
なんの同情もわかない森口という男に対する
マスコミの姿勢は、あたかも中国人のようだった。
真実を追究する報道の正義を笠に着て
というような、まあそれはいいとしても
鼻持ちならないものだった。

いいんだよ、森口なんてどう裁かれようが
騙し取った金はきっちり取り立ててもらいましょう。
しかしお前等の態度は、鼻につく。


(本日の警句)
マスコミはハシゴをかけておろして
二度叩く