あかんたれブルース

継続はチカラかな

振り子のダイエット



日本人は特に振り子の原理で動く
民族だといわれます。

劣等感→優越感→劣等感・・・・・

これは明治維新日露戦争勝利→昭和20年敗戦・・・
のようなわけで
その後高度成長からバブル経済
そして、バブル経済崩壊から現在へと
振り子のように揺れている。

個人にも国家にもあてはまる
たとえば
ドカ食い→ダイエット→ドカ食い・・・
みたいな(笑)

教育制度もそうです。

・・・詰め込み→ゆとり→ゆとり否定

まるで昭和40年代の子供のサッカーだ。
ひとつのボールを全員が追っかけている。
計画性も戦略も戦術もなにもない。
ただ雰囲気に流されてしまっている。

ただ左右に揺れているだけでは
前には進まない。進歩しないのだ。

なにか問題があると、すぐ心配になって
方向転換してしまう。
それが過剰になると収拾がつかなる
二進も三進もいかなくなるとはこのことですね。

なにが問題であるのか
それをどう改善すれば解決するのか
よく考えて果敢に行動に移す。
ところが実際は抜本的な行動まで行かない。
小手先で済まそうとする。
取り合えず、批判し否定はするけれど
よく考えないし、ただ騒ぎ、短絡的な行動に終始する。

地方分権も今回の選挙のテーマでしょう。

中央集権から地方分権は時代の必然だと思う。

中央集権

↓(混乱)足利幕府崩壊戦国時代
地方分権 徳川幕府


中央集権 明治政府樹立近代化

となれば、
今度は地方分権の番です。

大筋ではね。
ただ、ここで問題なのは
じゃあ地方は健全かというと、そうじゃない。
地方には地方の利権としがらみがある。
名士とか名主が存在している。
それは前時代の様相です。

大津のいじめ事件のときに
加害者の一族がその地域の実力者だった
ってことが隠蔽工作に関係していましたが
ああいうことです。
なんか時代劇とか中国の話のようです。

たとえば、国会議員の世襲制が問題になっていますが
実際は現在、霞ヶ関(つまり官僚)も
世襲制になっている。
うま味のある仕事なんでしょうねえ。

この間、Sさんが漏らしていましたが
税理士の世界もまた世襲が多いそうです。
東京や大都市部ではそうでもないけれど
地方では断然。
税理士の世界は試験組と非試験組に分けれ
だいたい3対7ぐらいの比率
この非試験組が世襲制組なわけです。
地方における税理士の力は大きい。

まあ、老舗の僧侶、旅館、商家、伝統工芸、農業・・・
と考えていいんですが、なんせ利権が(汗)


だから、地方分権、分権って騒ぐけど
手放しで地方分権万々歳ってわけじゃない。
中央集権は利権権限が一極集中と無駄がある。
これが難点なわけだけど
地方分権も下手をすれば
ミニ中央集権が全国にできてしまう。
まあ乱世の群雄割拠みたいなものですかね。

だって、いるでしょう悪いやつは
中央にだって地方にだって

話をもとに戻して、
わたしは基本的に地方分権には賛成なのですよ。
そこで、わたしたちが忘れちゃならいのは
その在り方だ。
どんな制度であっても、やるのは人間ですからね。