あかんたれブルース

継続はチカラかな

愛せないという悲壮



結婚しない男女が増えている。
恋愛さえもめんどくさいそうです。
そのくせ、相手からのアプローチを待ってる
その比率は男女ともに七割を超えているそうな。

先日テレビ番組で、男性も女性も愛せない
女性を紹介していた。
無性愛者(Aセクシュアル)というそうです。

最近増えたのか、それとも性同一性障害のように
潜在的なものなのか。番組では人口全体の1%とか
数値を出していましたから潜在的なんでしょうね。

友愛とか親子愛とか一般的な愛は存在するけれど
恋愛という性愛を伴う
つまり、
与えるも求めるものが大きい、
リスク(払う犠牲)も大きい、
制御不能な本能的愛が欠如しているという。

この(無性愛者)患者さん、仮にA子さんは
人を愛せないことへの罪悪感に苛まれています。
ひとつは結婚できない子供を生めないことへの
両親に対する申し訳ないという思い。
もうひとつは、
他人を愛せないという絶対的な欠陥
つまり人間性を疑われるといこと。

番組では、専門家が治らないと断言していたが・・・
そういわれてもねえ。
しかし、バラエティー番組とはいえ
この専門家という肩書きのコメンテーターの
居直りのような発言は腹立ったな。
わたしは心理療法とか精神医学ってあんまり
信じないないんだな。(まったくじゃないよ)


わたしは無性愛者を否定するつもりはないのです。
ただ、番組内の再現ドラマの演出のためか
とも、思うのですが、異性や同性に対する
(触れたりした場合の)
嫌悪や拒絶反応が顕著だったので
なんか別な問題もあるのではないかと感じた。

性愛を抜きにすればAさんは
普通に相手を好ましく思ったり尊敬したり
楽しく普通に付き合える。
性愛を意識すとアウトみたいなようです。


以下、語ることは
専門家から絶対に治らないという発言を
担保にしての発言ですよ。

ひとつは、このスキンシップなどに
対する過剰な拒絶反応は本能的というよりも
もっと精神的なことが原因しているのではないか?

(1)過去にトラウマになるほどの嫌な記憶がある

(2)プラトニックとセックスの捉え方の問題

馬太郎ブログで展開する指摘する
現代人の性愛に対する倒錯・誤解は
この(2)の問題です。

また馬ちゃんの与太が始まったよ
といつもヒンシュクを買っていますが(汗)
欝と同じでこれは大なり小なりほとんどの人が
かかえているのだ。
それをプラトニックセックスとして
うまく受け止められる人は少ない。
あのコタツアダルトグッズを物色してた
羨ましい夫婦ぐらいのものです。

ほとんどの夫婦が分別して割り切って納得している。

その意味でA子さんの場合は
この(2)の可能性が高いのではないかと思いました。
であれば、治らないこともない。

またさ、セックスだけが絶対ではないわけですから
そういうことを理解してくれるパートナーと
出逢えれば、色々な意味で状況は変わると思う。


本日の記事の裏づけとして
●ノン気でも刑務所ではオカマを掘りあう。
性同一性障害者同士の偽装結婚もある。
セックスレスの夫婦が必ずしも
 うまくいっていないわけじゃない。