あかんたれブルース

継続はチカラかな

変わる嗜好



正月そうそうつまらん話で恐縮ですが
わたしはお酒も好きでしたが(←ぷち過去形)
甘いものも好きで
晦日には甘納豆がないと年を越せない人です。

で、31日夕方カミサンの実家の近くの
スーパー(ベルクス)で
そういうのを物色してたのですが
和菓子の詰め合わせに食指が動いた。
最中とか桃山とかB級和菓子のバラエティーセット
袋詰めです。

で、AとBがあって、値段は10円ぐらしか違わない。
で、一生懸命中身のラインナップを確認するわけだ。

で、商品Aには和菓子系のゼリーが入ってる。
昔ありましたよね。
で、その昔はあれが好きくなかった。
ところがさ、一昨年あたりから和解が成立というか
雪解けムードみたいでみょうに気にかかる。

対して商品Bはゼリー類は入っていません。
最中と桃山など四種類ぐらいがコンパクトに
ライナップされています。
これは身持ちの良いそこそこ美人の縁談コース
はずれはなさそうです。
路線でいけば目蒲線と池上線のセット。

が、やっぱり気になる商品A・・・
こっちは最中と桃山の他に
インチキっぽいどら焼きとかなんか錦糸町とか
南千住とか新大久保とか蒲田・・・鮫洲?
闇鍋みたいなんだ。
路線でいくと京浜急行とか京成線かな
立石の菓子製造工場で作ってるような。


「ねえさん、どうしたい」

「ほっといてよ、どうせ私なんてさ」

「そんな飲み方すると体に毒だよ」

「砂糖漬けのゼリーなんて
 誰もまとにみてくれないのさ」

「苦い思いをしてきた俺たちには
 そういうのがいいって人もあらあな」

「ふん、やさしいこといってくれるじゃないか」

「ほらヨダレをお拭き。
 鼻と涙と目脂で化粧がぐちゃぐちゃだよ」

「ねえティッシュもってる」

「駅前で貰ったパチ屋のでよかったらやるよ」

「ありがとう。
 じゃあお礼に私の背中に乗って」(亀か?)

続きが読みたい人はいってください。


とまあ、
こういうのに惹かれる。
そして10円高いこれ(商品A)を買ったわけだ。

で、なかにあるミカンとか柚子とかのゼリー
これが旨い。お茶に合う。

あああ、甘い
喉が痒い
お茶をください渋いのを!
まるでサハラ砂漠でのた打ち回る病気の殿様
いや毒をもられた殿様だ。
頭には紫の鉢巻してる感じね。


「馬太郎馬太郎わたしを憶えていますか?」

「あなたは昔錦糸町のふれあいパトラで」

「そう泣いてた女です。
 いまは京成お花茶屋で女神やってます」

「・・・」

「あなたが求めるお茶はどれですか」

(1)静岡露
(2)玄米茶
(3)加藤茶



男と女もこんな感じなんでしょうかねえ

わかりました?



わかんねえだろうなあ(ふうっ)