あかんたれブルース

継続はチカラかな

青くなったり赤くなったり



で、なにがいいたいかというと
テーマは循環であり
そのプロセスは対立と融合だ。

ヘーゲルはある程度、そのプロセスから
自然と人間社会との共通性を導き出しながら
結論として(当時の)現代社会に失望して
太古の昔を懐かしんだ。

同じドイツ人のシュタイナーは
そこから七年周期説なるプロセス観をたてた。

この相違は東洋思想の陰陽学の取り入れが
あるかないかだ。

シュタイナーは人間の人生を
ワンサイクル72年と定めました。
でも7の倍数なら70年でも
またおまけの人生なんて入れずに第九期の63歳で
よかったんじゃないかと思わない?
この辺が推理どころです。

陰陽五行学では十干十二支の組み合わせで
六十をワンセットとする。
だから60歳の還暦で人一人の人生は終わり
赤ちゃん返りしてはじめに戻る。
だから爺婆が赤いちゃんちゃんこ着るわけです。
循環なのだ。 

シュタイナーがどうして72年にこだわったか
人間が誕生して呼吸を始めると一分間で約十八回、
一時間で一〇八〇回、一日に二万五九二〇回。
太陽が黄道を一巡するのに
二万五九二〇年の時間を要す。
ここからこの数字(25920)を目安の一区切りと考え、
人間の人生(寿命)を二万五九二〇日とした。
それを一年三六五日で割ると七十一年と端数が出る。
シュタイナーはここから
人間の人生(寿命)を七十二年として考えた。

ま、目安ですから60年でも72年でかわんない。
六十以上はおまけなんですから。

それでも、シュタイナーの課題ステージ論は
非常にユニークで科学的にも
また実経験のうえからも納得できるものです。

あほ寮シスターズの多くが
第七期(42~49歳)まじかなようですが
この時期はある落ち込みを覚悟しないといけない。

子育てのうえで、子供が成長し
親離れしだすのだ。
また、その過程で自分と自分の子と
自分と自分の親とを重ねてしまう。

前者からはアイデンティティーの喪失感
後者からは後悔が生まれる。
若かりし自分を思い出し
ようやくその頃の親の気持ちを察せられる
それをかえりみなかった事実を
否応なく突きつけられる。

特に女性はこの傾向が強い。
ホルモンバランスの関係もありますしね。

で、さ
そこで、このシュタイナーの七年周期説は
救いになる。というかヒントになる。かな

この期間を
「人生後半をどう生きるか模索期間」
としてくれている。

モラトリアム(猶予期間)でかまわないわけだ。
ただし、
模索だから真剣にそこは考えないといけない。
また、前半後半と分けているから
前半とは何がしかの変化が必要かもね。
そのままでいいという人はそれでもいいけど
そこはじっくり考えて、自分で判断すること。
なんたって自己責任ですから。

ひとことでいえば、
価値観の総点検みたいな感じかな
車検みたいなものかもしれない。



さて、ここで青くなってる人が二人三人・・・
うっかりぼんやり、いや聞いてないよ!
で、第八ステージに突入してた人だ。
(この記事過去にもやったんだけどなあ)

第八期
そのために勤しむ時期
そのための「その」とは、なによ?