さよならぼくのともたち（3）
森田童子のさよならぼくのともだち
あの歌詞のなかにあった
「だめになった僕をみて」が琴線をゆらす
ぽろろん♪
まあわたしはだめだけどさ。歳だし（涙）
でもあまり気にしていません。歳だから(笑)
だめになったやつがいる。
だめになるにはそれなりに理由がある。
未熟や身勝手、保身に裏切り・・・
大半は因果応報で自業自得の自己責任だ。
自滅自爆が田中貴金属99.8％
あいつもかなりワガママだったし
世間も狭く意地っ張りで気が強く思い込みが激しい
アホだった。
欠点の数のほうが断然多いのだ。
そんなあいつにも幼い頃からの
ともだちがいた。
こっちも負けず劣らぬアホだけど
わたしは羨ましく思った。
また、そのことで二人を認めていたんだ。
どこに出しても恥しいアホなんだけどね。
ただでさえ、壊れやすい人間関係じゃないか
それを今時三十何年も続けてきたんだよ。
損得勘定じゃとうていできない。
あいつは、あほなともだちのことを
自慢していたんだ。
昔からずっと変わらずにつきあってくれてたのは
ゆりこだけだったって
そういう女同士の友情をうらやましく思ったし
女同士の友情が存在する証にもなった。
山川捨松の話をもちださなくても
このあほ女同士の友情で十分だと思ったね。
それが、壊れた。
原因はあいつがだめになったからだ。
あほのともだちがそのことを注意した。
注意ってほどでもないんだけどさ。
そういうの嫌だって意思表示をしただけなんだ。
それは、あほのともだちの誠実であり、
真の友情の証だと、わたしは思う。
わたしがいうから確かだ。
実は悩んでたあほのともだちにそうすべきだと
アドバイスしたのはわたしです。
そしたら逆ギレしちゃってね。
そうなることは予想はしてはいていたんだけど
そうするしかなかったんだ。
あっいう間だよ。
壊れてしまうなんて
だめになった、か・・・
自業自得だって？
でもさ、あいつは病気なんだ。
脳をやられている。
医者も見離してしまった。
記憶障害を起こすことはみんな覚悟してんだ。
無論、本人もね。
一昨日から昨日にかけて
アホなともだちとあいつのことを話した。
わたしは六年ぐらいしか知らない
それでもあいつのだめになる変化は知っている。
もっと昔から知ってるあほなともだちなら
なおさらさ。
それがつらいっていっていた。
あいつはだめになってしまったけれど
それはあいつのせいだけじゃない。
どうしようもないんだ。
人間は脳が司っているわけだしね。
ワンチャンス
奇跡をみせてみろよ。
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