あかんたれブルース

継続はチカラかな

娘の結婚について



前の女房と別れるときに
娘とは二度と会わないことを約束させられた。
弁護士を通しての書面にサインしたことを
その後、後悔している。

昨日、その誓いを反故にして
十六年ぶりに娘に会いました。
実はそれ以前から、彼女が高校生になってから
メールのやり取りはしていたんだ。
ここのブログも読んでいるようです。
たまに内緒コメを残している。

今年成人式を向かえ
短大を卒業した彼女も四月から新社会人です。
はやいものだなあと感慨ひとしお。
それもあって、
昨日都内某ホテルのラウンジで会いました。
娘に渡しておきたいものがあったのだ。

美咲、美しく成長したね。
就職おめでとう。
お父さんはとても嬉しく思います。
いままで、父親らしいことは何もして
あげられなかったことを許してください。
これはささやかだけれども

「はい、そこまで」

娘に遮られた。
そこで、はいこれと白い封書を渡される。
「なにこれ?」

「開けてみて」

「・・・結婚披露宴?誰の?」

「わたしの。
 来週の土曜日なの出席してね。
 中に新幹線のチケットとホテルの
 クーポンも入ってるわ」

「結婚んて、就職するんじゃなかったのか」

「人生は計画通りにいかないって
 よくいってるじゃない。
 ちょっと計画変更」

「まさか、」

「違うわよ。彼が急に実家に帰らないと
 いけなくなって二人で相談してのことよ」

「しかし、お母さんが・・・」

「そのことは話してないの。わたしの独断。
 抜き打ちで出席すれば当日びっくりは
 するでしょうけど、
 そこで騒ぐわけにもいかないわ
 ほら、招待状の宛名をみてみて」

「大羽・・慶・・・」

「オバケになって出席してね。
 一応はゼミの恩師ということになってるから」


というわけで五日から
急遽大阪に行くことになりました。
十二日は先方の親御さんにご挨拶だそうで
(無論、単体で)

それはそうと、こういう場合
わたしは父親としていくらぐらい包めば
いいものかどなたかわかったら
教えてもらえませんか?