あかんたれブルース

継続はチカラかな

だからこそについて



やめときゃいいのに
昨夜のテレビタックル3時間スペシャ
観てしまった。
日・中・韓問題激突っていうのに
釣られたわけだ(汗)。

途中で頭が痛くなって
9時まで、2時間はなんとか我慢しましたが
もう限界。風呂入って寝込んでしまった。

制作側の意向とはいえ
いつまでこういう主旨の番組を流すのか?
笑えるっていえば笑えるんだけど
マンネリもいいところ。
中国、韓国の出演者もひどいけれど
日本側もひどいねえ。
何を言ってるの聞き取れない。
ウンザリでした。

しかし、中国人も韓国人も
エキセントリックだ。
何を食ってんだろう?
と前々から気になってましたが
韓国は「キムチ」が原因だと思う。
唐辛子の辛さとニンニクパワーですね。
ただ、キムチは美味しいけれど
臭くなるしねえ。

中国は餃子?

いや、違うなあ
中国のあのパワーの源は「酢」だよ、酢。
中国人は酢をたくさん摂ってる。
酢は疲労回復に絶大な効果がある。
酢はいくらとっても体に害はないといいます。

わたしは酸っぱいのあまり得意じゃない
のだけれど、一昨年にうり坊から大吟醸酢を
貰って飲むようになってから、その効果
痛感しました。以前は薄めて飲んでましたが
それより中華スープに酢を入れて食すと
これが、旨い。
当然、あのどんよりした疲労感もなくなる。
みなさんもラーメンとかに
試してみてください。

日本人が基本的に淡白なのは
こういった食も関係しているんでしょうね。
昨日、BSで『幕末太陽傳』をやってた。
この映画の主人公・居残り佐平次
非常にエネルギッシュだ。

面白いのはこの主人公が労咳結核)を
患っていること。
これは死病といって過言じゃない。
普通はこの設定だけでキャラには影が生まれる。
新撰組沖田総司とか
仁義の墓場の石川力夫とか
サナトリウムの紫苑とか

それがまったくないんだな。
馬鹿なのか?
いえ、独りになったときワンシーンだけね
そういう表情が描かれていました。
確信犯なのだ。

ラストの名台詞
「地獄も極楽もあるもんけえ。
 俺はまだまだ生きるんでえ。」

は、この完成度の高い作品と共に
福音のような響きがあります。
単なる生への執着だけにとどまらない
こういう作品をよし姉やかおりくんに
観てほしいと思う。

この作品は川島雄三監督のオリジナル脚本
ですが、その下敷きには落語の
居残り佐平次』『品川心中』『三枚起請』などが
散りばめられている。
江戸弁、江戸文化の結晶みたいなもので
それは同時にその時代の
日本人の生き(粋)様、ダンディズム、
理想みたいなお手本だったと思う。

かつての日本人はこうであった。わけだ
こうあろうとした。

それを思うと、昨夜のタックルの
日本人有識者代表のモゴモゴのガミガミ
グチャグチャのあの無様無粋には閉口だ。
なんだろうねえ。食い物のせいか?
それとも標準語が足を引っ張ってるのかな?
とにかく相手に喋らせない。
がなりたてて自己主張ばかりに奔走する。
なにか後ろめたいことでもあるのかと
こっちが心配してくるよ。

物事の一側面や断片だけを取り出して
ああでもないこうでもない
わざとなのか、なんなのか

それじゃあ中国人や韓国人と同じじゃないか。
そういうものはインテリジェンスじゃない。
ああいったトレンドは早く飽きられて
ほしいものです。
ウンザリ。

川島雄三は筋委縮性硬化症という
死病に冒されていた。
ある意味でこの作品は川島自身への救い
だったのかもしれませんね。
この作品でフランキー堺が演じた佐平次は
川島の理想であり、彼自身を投影したもの
それを逃避というには筋が違うと思う。
人間なんてそんな強いものじゃない。
だからこそそういう理想や救いが必要なのだ。
「さよならだけが人生だ」かもしれないが
だからこそ。
だからこそ、なんだなあと

古い日本映画
馬鹿にしないでたまには観てみなよ。
いろいろ考えさせられて
勉強になるよ。マジで