絆と恋愛にナメクジと塩
別にオカマの話を掘り下げようという
魂胆ではないのです。
愛と絆についての考察として
男女の絆と男同士のそれと
どっちが強固であるか?
(敢て女同士は省略しました)
伊勢正三・風の初期の作品に
『君と歩いた青春』という曲があります。
内容は高校時代、仲間内のマドンナと共に上京し
恋仲になって、いろいろあったんでしょう。
彼女は故郷に帰るという。
「君がどうしても帰るというのなら
もう止めはしないけど」というわけでした。
様々な思いを歌う『なごり雪』の続編みたいな感じ。
この歌の最後で
「君と歩いた青春が幕を閉じた
君はなぜ男に生まれてこなかったのか」とある。
男同士だったら末永くつきあっていけたのに
男と女だと難しい。という結論なわけです。
男女の絆は男と男のそれより脆い、わけか。
そう考えると男女の絆の恋愛から
そのカタチである結婚というものが
いかに儚いものかということでしょうか。
世界の金言格言に結婚に否定的な警句は
少なくありません。
そこまでいかなくても結婚は勢いだと申します。
これは「長すぎた春」に対応させてのもの。
まあ男女間の本能的なホルモン分泌から
熱狂(蜜月)時期は2~4年だといわれている。
後の人生を人は寡黙に過ごすか
忍耐力を養う修行の場とするか
いろいろです。
男同士の絆が断然太くて強いのか・・・
しかし、そこに恋愛が持ち込まれると
男同士でも男女とかわらないようですから
恋愛と絆は塩とナメクジの関係みたいですね。
しかし人間は塩なくして生きていけません。
塩分の取りすぎは健康を害すると脅されますが
夏の猛暑の熱中症対策として
スポーツドリンクを飲め飲めと警告されている。
中身は砂糖と塩を水に混ぜたものだ。
熱中症で死ぬのは塩が足らなくなって死ぬ。
高血圧を気にして熱中症で死ぬ
っていうのもなんか間抜けな話ですねえ(汗)
そんな厄介な恋愛ですが
人間はこれがないと熱中症で死んでしまう。
なにに熱中するか、というと
自分のことだけに熱中しちゃうのだ。
恐いねえ(汗)
さて、恋愛でも絆でも愛縁奇縁というものが
ありますが、腐れ縁というものもある。
それをうまく歌っている、みゆき嬢のナンバーから
『テキーラを飲みほして』で締めます。
http://www.youtube.com/watch?v=JJR6rolQzxY
ふたりで同じ ひとつ穴のむじな
腐れ縁と呼ばれたかったわ
地獄まで墜ちてでも
六年もてば腐れ縁