あかんたれブルース

継続はチカラかな

めんどくさい大賞ぞくぞく



大阪市教育委員会についで
やったね松江市教育委員会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130816-00000054-mai-soci

はだしのゲン
「描写過激」で貸し出し禁止要請
だってさ。驚いたものだ。
原因は
「昨年8月、市民の一部から
 「間違った歴史認識を植え付ける」として
 学校図書室から撤去を求める
 陳情が市議会に出された」

これ、ですね。
クレームがきたからメンドクサイので
閉架にしちゃえよ。(貸し出し禁止措置)

ま、これが現在の教育現場の常識みたい
なんじゃないかな。不味いねえ

なにも『女教師調教日記』とか
『実践四十八手』じゃない。
はだしのゲン』ですよ。

そりゃねえ、原爆をテーマにした漫画ですから
過激な作品ですよ。
わたしも中学一年のとき少年ジャンプに
連載されていたのを見て、読んで
衝撃を受けました。

当時のジャンプには男一匹ガキ大将とか
トイレット博士とかだったかな?
暴力バイオレンス、マタンキの下ネタナンセンス
そんな漫画雑誌に唐突に原爆投下です。
連載スタート時はなんか古臭い漫画だなで
まったくノーマーク

その地獄絵図の惨劇は
その後も後遺症として延々続く
だって原爆イコール即死
なんて生易しいものじゃない。
何万人という死者は苦しみながら死んでいくのだ。
はだしのゲン』はそういう作品。

くしくも中学の修学旅行で
長崎の原爆記念館を見学。
それまでウワッついていた中坊たちが
宿に帰っても落ち込んでおりました。
その夜はみんな大人しかった。

たしかに故中沢啓治の活動に
共産党系との関連がどうだこうだともあったと
ウィキペディアにも記されている。
わたしは共産党好きじゃないけれど
だかといってこの作品を否定しない。
そんな歴史認識に問題があるとは思わないけどなあ。

描写については作者は被爆者であり体験者
なんだから、それ以上でもそれ以下でもない。
実際に原爆記念館の展示品はそれ以上だったよ。
そういうのを過激だから子供に見せないのか?

おかしいと思うけどねえ

トチ狂った「善良な市民」を名乗る人はいる。
それがたとえ一部でも
めんどくさいわけだ。
下手すると市民団体とか共産党が乗り込んで
騒ぎになってマスコミが取り上げ
授業に支障が出る。
現場はこれが一番恐いのだそうです。

しかしさあ・・世界約20カ国語に翻訳されてる
中東なんかでも読まれてる作品ですよ。
その一部の市民の「間違った歴史認識」とは
というのは反戦に対するものなのか?
右翼団体だったのか?
まさかねえ・・・そんな馬鹿な右翼はいないと
思うけれど。

えっつ、右翼? 左翼じゃないの?
まあどっちでもいい。めんどうだったんだ。

なんか日本って一部の人に牛耳られている。
それは権力者でも企業家でもない。
一部のめんどくさい馬鹿者に支配されている。
どうすんだよ(汗)

だったら
もっとめんどうにすればいい。

(1)大阪市教育委員会の校長処分に続き
(2)松江市教育委員会
  『はだしのゲン』貸し出し禁止

さて、次はどこかなあ
九州かなあ名古屋あたりかなあ
それとも神奈川県かなあ