あかんたれブルース

継続はチカラかな

右翼のケツから真田ヒモ



『八重の桜』で山本覚馬が顧問を務める
京都府知事・槙村正直をじーっと観察していました。
この人なのかな・・・

頭山満が盟友の進藤喜平太と
京都府知事のもとを訪ね資金援助を求めた
ことがあったのですが、これがえらく待たされた。
待ちくたびれた頭山はお尻がムズムズしてくる。
腰を上げて
股を開き
進藤がなにをするのかなあ
と眺めていると
頭山は自分のケツから顔を出している
サナダムシをぴっぱりだした。
それが途中でぷつり
サナダムシって回虫は長いのだと10m
ぐらいあるそうです。
ダイエット効果もあるそうですから
チャレンジしたい人は是非どうぞ。

その千切れたサナダムシを頭山は・・・
知事執務室の立派な蒔絵の火鉢に
擦り付けるようにぺちゃりと置いたそうな。

で、しばらくするとまたムズムズしだして
ケツを浮かして、あああ今度は長いもうちょっと
でも途中でぷつり
今度は4cmぐらいでしょうか
それでも敵は10mですからね(汗)。

暇だったこともあるし
なによりケツがムズムズするので
頭山はこの行為に没頭しはじめましたそうな。

それを寡黙な進藤喜平太は、黙殺。
まあいつものことなので驚きも感動もない。

頭山のコレクションは高価な蒔絵の火鉢の淵に
まるで、ほうれん草生春巻きで
コーティングするように
半透明のサナダムシが並べられていく
隙間なく・・・


ようやく知事が現れました。

「いやああ済まん済まん何かと忙しくて」

と、横柄にソファーに腰を下ろして
なにげに火鉢に手をおいた
すると、知事の掌にヒンヤリと・・・

「ん、んn、なんだこれは?」

「それはワシのサナダムシじゃ」

「・・・サ、サナ、ダ、ムシ・・・・・ギャ嗚呼アアアアアアアアアアアアwwwwwwwwwwっわあああああああwwwwっわああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・


結局、資金援助の話どころじゃない。
その帰り道
それまでずーっと黙っていた進藤がぽつり
「しかしもったいないことをしたなぁ」

すると頭山は

「あれはだめじゃ」


いやあ、爽やかな元祖右翼のお茶目な話だな~

というわけで、そのエンガチョ知事が
この槙村正直だったのかと
ずーっとその掌を観察していたのですが
わかるわけないわなあ(汗)
調べてみました。
槇村の就任期間は
明治8年(1875)7月~明治14年1月
頭山と進藤は萩の乱明治9年で逮捕され
西南戦争も福岡の変でも投獄中
玄洋社の設立は明治14年
ということは槇村じゃない。その後の知事・・
となると
第3代 北垣国道
就任期間:明治14年(1881)1月~明治25年7月
ということに決定です。
(↑ひでさんから指摘で大阪市長の菊池某とのこと。
 調べましたところ当初は大阪府知事が兼任しており
 問題のエンガチョさんは第十一代大阪府知事・菊池侃二
 ではないかと思われます(汗)
 任期は1898年7月16日 - 1902年2月8日
 時期的にはもうちょっと早いと思ったんですけどね)


頭山満を右翼の頭目みたいにいうけれど
わたしは彼を、玄洋社
右翼とそう簡単にいえるのか?と
ずーっと不思議に思っています。
元々は自由民権運動家・団体ですからねえ。