あかんたれブルース

継続はチカラかな

屠られる羊たち



いかにして増税するか、悲しいかな
これが日本の急務みたいです。
年金問題社会福祉赤字国債の借金などなど

海外に比べたら消費税は低いというけれど
その海外とは税制自体が異なるので
消費税だけ、で比較しても意味ない。
日本国民はもうすでにガッポリ取られてる。

なんとか逃げ道はと事業仕分けとか
埋蔵金探しとかやりましたが・・・それもねえ

2012年度、つまり昨年の
日本の医療費はなんと、38.4兆円!
これは10年連続の更新で過去最高額だそうです。
この医療費って
医療保険と公費から支払われた概算医療費
ですから税金だよね。
個人が3割負担として、これにあとプラス3割
市販薬などを入れるともっと膨れ上がる。
花粉症だとかドリンク剤とかなんだかんだ

風邪とかちょっと具合が悪くて医者いくと
すぐに抗生物質を処方される。
医者も商売ですからね。

医は仁術といったのは遥か昔
いまはすっかり算術、商売といわれて久しい。

しかし7割は税金だぞ。

こういうのって要は薬物依存じゃないのかな
処方する側もされる側も

この原因を「高齢化」とするけれど
それで納得していいんだろうか?
また、そうだとしたら今後もっともっと拡大する。
それこそ消費税25%にしても追いつかないんじゃない。
水道の蛇口が開きっぱなしで
毎度毎度高額水道料金に目を廻してる
みたいなものだ。蛇口を閉めろよ!
と思うのは変な発想でしょうか?

厚生労働省林野庁などは
公式に「森林浴」が免疫力を活性化し
軽い風邪などは回復できると、発表してる。
なのにまったく普及してない。
わたしはこの5年それを実践してますが
一度も風邪引いていない。
6年前に新型インフルエンザでとてもしんどい
思いをしたので懲りたわけです。

抗生物質を使いすぎると、体が慣れて
効かなくなるとか、新型のウィルスが生まれるとか
まるでイタチごっこだ。

それにしても日本人は薬好きです。
そのなかで、ちょっと気になるのが

抗うつ剤の年間売り上げが1000億円ですって
これに新世代型抗うつ剤SSRISNRI)の
年間売り上げが720億円。
日本の抗不安薬の処方件数は約1億2000万件
これも世界一なのだ。
因みに、米国やフランスで2000万件
英国・ドイツ・イタリア・スペインで2000万件以下
ダントツじゃないか!
これって異常じゃないの?

こういうことを書くと
「あなたにうつ病の苦しみがわかりますか!」
と抗議してくる人もいますが、
まあちょっと冷静になろうよ。責めてるわけじゃない。
なんか騙されてんじゃないか?と。

睡眠・鎮静剤(主にベンゾジアゼピン)の消費量
日本・・・18億錠(世界1位)
イタリア・・7億2千万錠
フランス・・2億8800万錠
ハンガリー・1億4700万錠
オランダ・・1億3300万錠

わたしは父親がうつ病だったので
この問題には若いときから関心がありました。
心療内科に通う知人から聞いた話によると
この手の薬って組み合わせや配分などで
オーダーメイドみたいなところがあって
自分にあった薬に出合うのには1年とか1年半
かかって巡り合えたら御の字だそうです。

で、問題は副作用。
よくうつ病は仕事や家事ができないことから
怠け病といい募られる
そうじゃじゃないんです!という叫びを聞く。
そうなんだよ、そうじゃない。
それは副作用なのだ。
そして
依存性がある。

三ヶ月ほど前だったか関西の大学で
新薬の臨床試験のデータ改ざん捏造の事件があった。
これは、それほど(新)薬が儲かるってことでもある。
メーカーは米国でした。

昔、19世紀の頃
アヘン戦争っていうのがあって
大英帝国は清国との貿易にアヘンを用いた
それに対抗すべく清国は「自衛措置」として
国産アヘンを売り出した。ば、ばかな(汗)
結果、戦争になって
清国は香港を英国に租借されたり
半植民地化するのですが、それ以上に
清国はアヘン中毒が蔓延しちゃった。そりゃそうだ。
大変だったんです。
1909年までには2150万人(人口の5.4%)の中毒者
という数字が公式に採用されている。

アヘンはモルヒネなど鎮痛剤などにも応用される
常習性があって最終的には廃人になってしまう。
後藤新平はこのアヘンを台湾から撲滅させたのです。
そして日本は満州でアヘンを栽培して軍資金にした。
それぐらい需要があって儲かったんだ。

でも、日本ではアヘンは蔓延しなかったでしょう。
清国や漢民族とはそこが違う。
幕末から明治にかけてなぜ日本が植民地を怖れたか
その理由にアジア諸国のアヘンの惨状を知ったから。

しかし軍国主義の戦争中は
それを栄養剤として重用した。それもあって
終戦後にヒロポンが蔓延した時期はありました。
発売元は大日本製薬
ヒロポンは強壮剤として市販されてたんですからね
ユンケルみたいな感覚ですよ。
肉体労働者、サラリーマン、受験生まで利用してた。

戦争は武器を使用するので重工業の稼ぎ場
っていうのはわかりますよね。
戦争と製薬会社の関係も一緒。儲かるんだ。

ただ、製薬会社は戦争しなくても
儲ける手立てはあるわけだ。
19世紀のアヘン戦争から清国の状況と
いまの日本は同じではないか、と思わないか。

精神疾患は、精神医学を用いた
 心療内科や精神病院で治癒できる」とされている

が、実際は
厚生省の統計によると、
治癒退院患者者数を在院患者者数で割った、
1ヶ月の治癒率はわずか0.06%である。
さらに、治療退院者、毎月約200人
に対して、死亡退院者は月1242人
年間に1万5000人近いんですよ!

この人たちって年間自殺者の数に入って・・・
いないんだろうなあ いたとしてもごく一部。
これさあ、恐いと思わないか

小児科産婦人科は激減するなかで
心療内科は花盛りだ。

ブログを通して何人かのうつ病の人と
交流してきましたがほとんどが消えてしまった。
ひろさんとかの一日の処方量の薬の画像には
びっくりでした。彼ももう4年以上音信がない。
かおりくんはあと一歩のところで自爆した。
共通していえるは、病気のせいというよりも
薬の依存が大きい。
そりゃねえ、苦しいからそれを和らげたい
というのはわかりますが・・・どうなんだろう。
当人も大変だけれど家族も大変だよ。

なによりもそういう患者を食い物にしてる
連中に腹が立つ。
似非右翼のバカがよく国賊とか売国奴という
言葉を好んで使うけれど
そういう言葉はそういう連中に正しく使えよ。

人権だなんだと騒ぐ市民団体も
弱者云々と騒ぐならそっちを救済しろよ。

「がんばるなというな」なんて
医療マニュアルで擁護しているようで
実に冷たい形を変えた差別じゃないか。

また、当事者の方々もこういうことを書いたからって
「うつじゃない人に私たちの気持ちはわからない」とか
うつじゃない人にそういうことを言う権利はないとか
そういう権利取りみたいな主張もどうかと思う。
それじゃあ何も解決しないどころか
状況はさらに悪化していくだけ。
こっちはタブーを承知で書いてます。

税金、医療費だけのことをいってるんじゃない。
こういう負の連鎖をどこかで断ち切らないと
いけないんじゃないかな。

わたしは日本人としてそう思うよ。
批判があってもぜんぜんかまわない。
日本人を家畜にするんじゃない。
人間なんだぞ。