あかんたれブルース

継続はチカラかな

サボタージュの弁明



今日は三年間の通信教育と補足講座の卒業式で
朝の七時過ぎに家を出ました。
今ちょうど東京国体が開催されてるようで
剣道の会場である我が地元は駅前から
会場までの公園に参加者や入場者がゾロゾロだった。
七年後のオリンピックも・・・なんてないか
剣道は国際競技じゃないかんね。
なんか同じ日本の武道の柔道のことを考えてしまう。

今年は色々な不祥事で日本柔道連盟は大揺れでした。
原因の根幹には柔道の創始者嘉納治五郎一族から
無関係(無血縁)の者が代表者になったが故の
御家騒動なのだそうです。
ある意味、血族経営から民主的な運営のようですが
民主主義って難しいものです。

それ以上に国際化した柔道の変容・・・
オリンピックを含めた国際大会などを観戦しながら
「こんなの柔道じゃないじゃないか!」
と、苦々しく思う人は多いのではないでしょうか。

ことほどさように
日本人は国際化というものを勘違いしている。
相手にあわせるだけが国際化じゃないんだよね。

先日、東西文明においての双方の違いを聞きました。
西洋は吸う(入れる・吸収)、
東洋は吐く(出す・放出)なんだそうです。

陰陽学の話で男を表す凸の出っ張りを
西洋的には補って(左右に小さな□2個足して)
完全な□にする。感じですね。
東洋は中央の□を削除して、完全な□にする感じ。
いらないものを削ぎ落す思想というわけだ。

無論、日本は東洋の側にあるのですが
文明開化以来、敗戦以降なんか様相が変わってきた。

もともと日本は、東洋にあってもちょっと変わってる。
たとえば日本刀という刀は引いて斬る。
世界でも類をみない切れ味抜群なのですが、
西洋の剣は押して斬る。ノコギリも押して切る。
東洋の中国。青龍刀もそうだよね。叩いて斬る。

日本人は極東に位置するけれど島国のせいか
それとも逆に西に近いとするのか
和洋中エスニックが融合されています。
アンパン、カレーパン、中華まん、ピザまん・・・

日本人の薬好きもそこからだと指摘されていました。
なんでも加える、補うことで満足を得る発想
これ西洋的な発想なんですってよ。

まあどっちもどっちなんでしょうけれど
折衷案にしたら国際柔道なんいう不細工なものが生まれた。
嘉納先生も草場の影で四方固めでしょう。

日本の近代化はこれからだ。

さて、そんなこんなで卒業式に参列して
予定では夕方6時までだったんですが
なんか毒気にあたって早々に帰ってきた(汗)
しんどくてさっきまで寝てたよ。
ああこれが漱石のいう東洋の眠りなのかどうかは
わかりませんが、喧騒は苦手だ。