あかんたれブルース

継続はチカラかな

マゴ子に孫子を伝えたい。

タカになりたい(5)


軍師官兵衛』ではやくも荒木村重の登場!
その爽快な演出にウルウルです(涙)
この作者、ツボを心得ている。
中盤のクライマックスへの大いなる伏線
この大河ドラマ泣けるぞ!

さて、昨夜のドラマでも『孫子』が
出てきました。
いわずとしれた軍略書の決定版。
中国には数々の名著古典があります。
四書五経がその代表的なものですね。
他にも『史記』とか『呂氏春秋』とか
それは礼法だったらり歴史書だったり
自然科学の書であったと様々ですが
人間の英知の結晶とでもいいましょうか
人間哲学、人生行路の手引書として
現代でも大いに参考にされているものです。

軍略書『孫子』もそのなかにある。
欧米の経営学のバイブルとしても
活用されているようですね。

戦いの書だなんて!

とまあ目くじらを立てない。
要は使い方使う人のあり方ですからね。
孫子の兵法でもっとも有名のは
「三十六計逃げるが勝ち」でしょうか。
ね、戦うことを否定してるでしょ。

ところがマニュアル体質の現代人は
徹底して一点張りで通そうとする。
逃げるが勝ちは数々ある戦法のひとつ
ですからね。いつも逃げてばっかりって
わけにはいかない。当たり前のことだよね。

孫子の兵法でもうひとつ有名なのは
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」
なんていうものがあります。

また、戦いですか!

こらこらそう言葉尻に過剰反応するなよ(汗)

人生は戦いだ。
ただし、何との戦いかという点。
要は「己(自己・自分自身)」との
戦いなんじゃないかな。
それほど自分ってものはいい加減で
曖昧でうつろいやすく屁タレで根性なしで
ムシがよくご都合主義で
他人には厳しく自分には超甘いものです。

そういう未熟な自分を見つめ認め知る
ことが大事だよ。
つまり、己を知ればは二重に重ねた言葉でもあり
それだからこそ相手のことも理解できるのでは
ないかということでしょう。

そういうなかに「謙虚さ」が生まれる。
「徳」とは、そういうなかから育まれるのだ。
自分のことばっかり考えていると
道を外す。
危ういとはそういうことです。