ある愛の詩
愛のブリブリ(6)
徳川家康、麻原彰晃、梁石日、中村うさぎ
ここから「脱糞」というキーワードを導き出した
人には馬太郎印の座布団三枚だ。
あるものは恐怖から
あるものは解脱という名の倒錯から
またあるものはよくわからない民族の誇り
そして泥酔
人それぞれの事情でそれはある。
よくメンタルヘルスケアとかで
ストレス解消と称して緊張を緩めることを
薦めるものもありますが
もしそんなことが本当にできて
わたしたちがそれを無くしたとしたら
そしたら最後
うんこ垂れ流しだぞ(汗)
うんこは子育てと介護につきまとう
日常の茶飯事です。
20年ぐらい前かな・・・
正確にいえば1997年
介護保険適応以前の話か?
『ボケ老人、宮下じいさん絶好調!!』
なんていう笑いと涙のノンフィクションを
読みました。
http://bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=208841X
著者は現役の介護士のおばちゃんで
プロである彼女が人間味のある視線で
痴呆老人たちの日常茶飯事を紹介するものでした。
それはうんことの戦いの日々だ。
彼らはただの年寄りじゃない
重度の痴呆症を抱え保護施設に預けられた
豪のものたちだ。
その予測不能想定外の行動と
その武器はうんこだ。
時所おかまいなしに出すは擦り付けるは食うわ
素人のわたしなど阿鼻叫喚の有事の修羅場
日常がそこのはあった。
とてもとても俺にはそんな仕事できない。
これが正直な感想でした。
にも関わらず、著者はそれをプロとして
処理する。だけでなく
頭を抱えながらも、そこに人間的な
愛情を失わない。
頭がさがりました。
親の介護を意識しだしたわたしに
それは一石を投じるどころか
後ろめたさを感じさせた。
自分の親でさえも躊躇してしまう。
あれから十五年かあ・・・
介護の問題はより深刻さをましています。
それをまるで他人事のように感じている
そういう環境が許されるだけの人も多い。
それもまた洋式水洗トイレでなにげに流して
なかったようなことにしてしまう
ご都合主義で、いまにそれが故障して
流れなくなったときに卒倒するなよ。
最終的に必ず自分に返ってくるんだ。
つまり、人は誰でも老いるということ。
「あなたの介護がしたい」
そう口説かれたことがことがある。
まさに男子の本懐
そのときはポーッとなって抱きしめたくなった。
愛おしさがこみ上げてきたよ。
と次の瞬間
わたしは死んでしまいたくなった。
老いが恐くなった。
「私より長生きしてね
私の死を見守って看取ってね
私より先に死んで一人ぼっちにしないでね
私を哀しませないで」
彼女との約束を反故にしてしまいたくなった。
そういう苦労を与えたくない。
だけじゃない
そんなことで、破綻してしまうんじゃないかという
怖れと不安があったはずだ。
最大の障害はうんこだ。
愛が勝つかうんこが勝つか
軍司さんの採点は47対53でうんこが有利だ。
信じていないわけじゃない
微妙なんだなあ
この気持ち、わかる?
そんなことを一瞬考えって
表情を読み取れないように顔を隠した。
そのときのわたしはきっと
名優アンソニー・クインが
『25時』のラストでみせた
笑っているようで泣いているような
困った顔をしていたんだと思う。
お前100までわしゃ99まで
お前100までわたしゃその四十九日後
お前もわたしも糞だらけ
笑って逝けたらいいよね。
みんなうんこに負けるな!
徳川家康、麻原彰晃、梁石日、中村うさぎ
ここから「脱糞」というキーワードを導き出した
人には馬太郎印の座布団三枚だ。
あるものは恐怖から
あるものは解脱という名の倒錯から
またあるものはよくわからない民族の誇り
そして泥酔
人それぞれの事情でそれはある。
よくメンタルヘルスケアとかで
ストレス解消と称して緊張を緩めることを
薦めるものもありますが
もしそんなことが本当にできて
わたしたちがそれを無くしたとしたら
そしたら最後
うんこ垂れ流しだぞ(汗)
うんこは子育てと介護につきまとう
日常の茶飯事です。
20年ぐらい前かな・・・
正確にいえば1997年
介護保険適応以前の話か?
『ボケ老人、宮下じいさん絶好調!!』
なんていう笑いと涙のノンフィクションを
読みました。
http://bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=208841X
著者は現役の介護士のおばちゃんで
プロである彼女が人間味のある視線で
痴呆老人たちの日常茶飯事を紹介するものでした。
それはうんことの戦いの日々だ。
彼らはただの年寄りじゃない
重度の痴呆症を抱え保護施設に預けられた
豪のものたちだ。
その予測不能想定外の行動と
その武器はうんこだ。
時所おかまいなしに出すは擦り付けるは食うわ
素人のわたしなど阿鼻叫喚の有事の修羅場
日常がそこのはあった。
とてもとても俺にはそんな仕事できない。
これが正直な感想でした。
にも関わらず、著者はそれをプロとして
処理する。だけでなく
頭を抱えながらも、そこに人間的な
愛情を失わない。
頭がさがりました。
親の介護を意識しだしたわたしに
それは一石を投じるどころか
後ろめたさを感じさせた。
自分の親でさえも躊躇してしまう。
あれから十五年かあ・・・
介護の問題はより深刻さをましています。
それをまるで他人事のように感じている
そういう環境が許されるだけの人も多い。
それもまた洋式水洗トイレでなにげに流して
なかったようなことにしてしまう
ご都合主義で、いまにそれが故障して
流れなくなったときに卒倒するなよ。
最終的に必ず自分に返ってくるんだ。
つまり、人は誰でも老いるということ。
「あなたの介護がしたい」
そう口説かれたことがことがある。
まさに男子の本懐
そのときはポーッとなって抱きしめたくなった。
愛おしさがこみ上げてきたよ。
と次の瞬間
わたしは死んでしまいたくなった。
老いが恐くなった。
「私より長生きしてね
私の死を見守って看取ってね
私より先に死んで一人ぼっちにしないでね
私を哀しませないで」
彼女との約束を反故にしてしまいたくなった。
そういう苦労を与えたくない。
だけじゃない
そんなことで、破綻してしまうんじゃないかという
怖れと不安があったはずだ。
最大の障害はうんこだ。
愛が勝つかうんこが勝つか
軍司さんの採点は47対53でうんこが有利だ。
信じていないわけじゃない
微妙なんだなあ
この気持ち、わかる?
そんなことを一瞬考えって
表情を読み取れないように顔を隠した。
そのときのわたしはきっと
名優アンソニー・クインが
『25時』のラストでみせた
笑っているようで泣いているような
困った顔をしていたんだと思う。
お前100までわしゃ99まで
お前100までわたしゃその四十九日後
お前もわたしも糞だらけ
笑って逝けたらいいよね。
みんなうんこに負けるな!