あかんたれブルース

継続はチカラかな

心の扉



久々のアップです。ちょっと早めの夏休み
阪食べ歩きを楽しんできましたが
途中でお腹壊して大変でした。
詳しくは心の整理がついてから改めて
さて、
四コマ漫画の禁じ手は下ネタと夢オチだそうです。
そんなわけで
自分の夢を記事にするのは気が引けるのですが
この間の月曜日だったかなあ
こんな夢をみました。

東京の八重洲から丸の内、南に銀座、新橋辺りまで
人が行き来する路上のあちこちに
ナス紺のグニャグニャしたものが発生している。
ほとんどの人がそれが目に入らないようで
ヒールや革靴で踏んづけて行く。
踏み潰された「ソレ」は破れて体内からモクモクと
紫色の煙をのようなものを出します。
それがあちこちでモクモクで汚染がじわじわと
広がっていく。
風向きから今は虎ノ門あたりまで・・赤坂まで
達するのは時間の問題だ。

そういったなかで、「ソレ」が見える人がいる。
100人中、2、3人ってとこでしょうか
そういう人たちがささっと迅速にそれを処理していく。
一言も無駄口漏らさずに手際よく塵取りですくって
ポリ袋に回収してまわっている。
その作業とは別に、その他の見えない連中は
踏んづけているわけだ・・・

目が覚めて、あのグニャグニャの気性悪い物体は
宮崎アニメのグロテスクだなあと思った。
一番わかりやすいのは
もののけ姫』のタタリ神のブヨブヨね。

宮崎アニメにはああいうグロテスクなモノが
よく登場する。
自然いっぱいのトトロでもエンディングには
蜘蛛やゲジゲジなどの大人が見たら卒倒する生き物が
ウヨウヨ可愛くあしらわれていますよね。
昨夜、『借りぐらしのアリエッティ』もそうです。
(ダンゴ虫とかゴキブリ、ネズミ、婆さん)

で、あのタタリ神のブヨブヨはウミウシとかナマコ
からイメージされているんだなと、連想した。

昭和40年代前半頃、
わたしが小学校2年ぐらいまでは
近所の海岸にウミウシはたくさんいました。
ナメクジが巨大化してパンパンに太ったような感じで
あんまり気持ちいいものではなかった。
踏んづけたり、枝なんかで突っつくと
紫色の体液を出す。
夢でみたのはそれとリンクしてるのでしょう。
それがある時期を境にさーっといなくなった。
ウミウシはキレイな海にしか生息しないとか
そういうとは後から知りました。

ナマコのほうはもっと後までいた。
ナマコといっても寿司屋や小料理屋で出る
高級食材のほうではなく、黒々したタイヤの切れ端
のようなもので、沖縄とかサイパンのビーチに
大量発生しているアレです。
青い海と眩しい太陽、きれいな砂浜・・・
気をつけろ!
油断してるとナマコを踏んづけるぞ。
砂浜には比較的少なくて、岩場とか瀬に多いのかな
でも所によっては砂浜でもウヨウヨだ。

海とはあまり縁のなさそうな宮崎少年ですが
いやだからこそ、少年時代に千葉か茨木かどっかで
遭遇したそういった海の自然の生き物との
第一コンタクトは強烈なショックというか
ギャップというか現実は
相当大きかったんじゃないかと思うのです。

もっとわかりやすくいえばミミズだよね。
ミミズが土を豊かにするように
ウミウシやナマコは海を浄化している。
そういった生物が生息しているってことは
その地が豊かな自然である証みたいなものなんだ。
にも関わらず、そういうものを気色悪く感じる。
害虫扱いだ。

ああいうのは慣れもありますからねえ。
山育ちの連中は蛇なんか平気で捕まえるし
子供らはダンゴ虫平気だし大好きだよね。
わたしらの海岸ベリにはトカゲがたくさんいたので
わたしはトカゲは平気で手で捕まえられる。
蜘蛛も平気だし、フナムシに慣れてるので
ゴキブリに対してもさほど大げさな拒絶反応はない。
ま、好みはしませんけどね。

そうやって考えれば環境とか価値観とか
思い込みって不思議なものですよね。

で、なんでああいう夢をみたのかと思えば
前日に地元を歩いていて、
あるマンションのゴミ置き場でカラスがネットを
ほじくってゴミを散乱させていた。
最近はネットが普及してゴミ出しもしっかりする
ようになりましたが、たまにね
ネットの敷き方が甘かったり、それを無視する
いい加減な住人がいたりすると
カラスが物色して辺りが惨憺たることになる。
後の片づけが大変だよ(汗)

共生ということ考えさせられます。

帰りにその場所をもう一度通ったら
キレイに掃除されていた。
マンションの管理人さんか、近所の方が
処理されたのでしょうねえ。

悪いのはカラスじゃない。

あの夢のなかでそそくさと「ソレ」を処理してた人は
特に他の見えない人たちに注意したり
片付けを一緒にやれとか文句をいっていなかった。
もしね、見えてたらみんなそれを踏んづけたりしない
から片付ける必要もなかったのかもしれないしね。

あの人たちは「ソレ」をどこに片付けていたんだろう?

ソレが見える人と見えない人
考え方によれば、見えないほうが楽なのかな
だから見えてても気にしないほうがいいと
考えている人も多かったりしてね。
そのうちだんだん気にならなくなるとか・・・

踏んずけられて千切れて破けて体内から出る
あの紫の水煙の液体は血だ。
そこには痛みがある。感じることができる。

そういうことをいうと
「私たちは自分一人生きるので精一杯なんです!」
「そんなこと気にしてられないんです!」
と逆ギレしそうで、面倒なんだろうね。
そっちのほうが余計に(汗)

は~あっ、世知辛い世の中だねえ・・・

因みにこのウミウシは貝の仲間だそうですが
食用には適さないそうです。
そう人間の都合通りにはいかないよね。