あかんたれブルース

継続はチカラかな

鶴田浩二の「傷だらけの人生」を口ずさみ

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 ♪何から何まで真っ暗闇よ 筋の通らぬ事ばかり 

 右を向いても 左を見ても 馬鹿と阿呆の絡み合い

 何処に男の夢がある♪ 

 古いかたならご存じでしょうが、
 これは俳優鶴田浩二が昭和45年になぜだか?片耳を押さえて歌って
 大ヒットした 「傷だらけの人生」でございます。
 作詞は詩人の藤田まさと。時々有線でも流れます昭和の名曲。
 当時中学一年生だった私はこの歌詞の意味も解せぬまま口ずさんみ、
 その記憶が現在までに至っております。沁みるなあ、、、。
 人生の折り返し地点を過ぎた中年ど真ん中のオヤジが夜道を雑踏を歩きますと
 時折、なにかの拍子に、この唄を口ずさんでいるときがございます。

 モラハラ、モラハザ、昨今の社会風潮など問題視されますが、
 現実は遠の昔から「真っ暗闇」だったのでしょうか。
 当時のワイドショーでは夫の酒乱暴力経済苦などなど苦境に喘ぐ方々に
 ゲストコメンテーターの大島渚が泣きながら激憤して相談者を励ましていたものです。
 イジメも幼児虐待も汚職も医療ミスも歴然と存在していたのだとも聞きます。
 それでも80年代に社会に出て、上から下までトラッドで身を固めていた頃は
 もう大島渚が世の理不尽をガナリ散らすこともないなあ。などと本気で考えておりました。
 結局「みのもんた」に替わっただけでしたかね。

 最初は「サザエさん」のカツオも自分よりも年長でしたが、
 高校野球の球児がいつしか幼い顔立ちに思えてきて、犯罪者の年齢が自分よりも年少となり、
 古き良き時代を懐かしむ、貧しかったけれど楽しかったあの昭和四十年代。
 それはそれで懐かしいですがそれはそれで厳しい何かもあったことでしょう。
 若い世代の方々はオヤジとオタクの話は半分がいいですよ。

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(余談だが、とは言わない)

 鶴田浩二は特攻隊の生き残りとして、その後アルバム「同期の桜」がウチの中学では大ブレーク。
 みんな間奏のセリフをそらで言えました。その後、NHKのドラマ「男たちの旅路」でしたか?
 ビルの警備員で水谷豊に人生の教訓を諭す特攻隊生き残りの役を演じておりました。しかるに、
 笠原和夫の「昭和の劇」をヒモ解きますれば、愛人佐久間良子の演じる役柄に対してのクレームなど
 おい、本当に特攻隊の心意気なのかとツッコミ入れたくなること多々。詩人・藤田まさとが俳優・
 鶴田浩二に捧げたという「傷だらけの人生」とは何ぞ哉?嗚呼。山口組黎明期に梶原清晴(地道行
 雄の次の若頭)、山本健一(その次の若頭)による「鶴田浩二襲撃事件」がありました。
 瓶と煉瓦で鶴田ボコボコ、まさに「傷だらけの人生」これだったのか。とひとり、合点。

 今回は明治が盛り込めませんでした。の痛恨