あかんたれブルース

継続はチカラかな

院内八景 謎の人妻の怪



わたしの病室は四人部屋でそれぞれが
カーテンで仕切られています。
入院当初の向かいのSさんとは心安くよく会話した
のですが、ほかの人はどうも人見知りなようで
看護士や医師には饒舌なのですが
わたしにはなんかよそよそしい。

で、あんまり知らない、見知らぬ隣人なのですが
よく奥さんが見舞いにきてカーテンのなかで
夫婦の会話が繰り広げられる。
別に聞くつもりも興味もないのですが
聴こえてくるからしょうがないよね。
無骨な夫に対しておしゃべりな妻
双方70歳前後なんでしょうか
孫がいて都内に住んでいる中流家庭・・・

ところが・・・
わたしはそれはてっきり隣の患者さん夫婦
かと思ってたら斜向かいの患者さん夫婦だった。
それが単なる間違いじゃないのは
隣の奥さんも同じ感じ。
さらに混乱するのは隣の患者さんが退院して
新しい患者さんが入院してくる
その奥さんがまったく同じ声色テンションノリなのだ。
同一人物なのか?
まさかね・・・

その謎を抱えたまま先週肝臓内科に転科した。
この現象はそこでも続いている。
前より頻繁に患者の入れ替わりは激しいのですが
その奥さんとやらはみな同じなんだ。
これ、どういうこと?
トリックスターさんわかりますか。

この話とはまったく別なのですが
みょうに声に特徴がある
若い女性の看護士がいる。
特に顔を確認するほどでもなく
患者とのやり取りをカーテン越しに聴いてたのです。
一人なのか複数なのかもわからない。
みょうに鼻につまったような独特なイントネーション
嫌じゃないんだけど、なんかそわそわしちゃう。
向かいのSさんはそれを「東京訛り」といったけれど
これって東京訛りかな・・・
山の手の?下町の?多摩八王子の?

でね、この間、夜中に、ラジオを聴いていたら
なんかAKBのジャンケン大会だったそうで
その優勝者と上位勝ち残り5人がラジオ出演してて
くだらないどうでもいい
たとえば絶対パーだと確信していたとか
これだったら馬太郎のうんこネタのほうがマシ
のようなトークが続いていたのです。
内容はともかく、そのうちにの4人の話し方が
あの謎のナースのそれと同じだった。
逆にあのナース(複数?)がそれを模倣してたわけだ。
模倣っていってもその家元元祖がAKBとは限らない。

あの北関東訛りの「かなり~」みたいなもの
なんでしょうかねえ。

ま、それは若者の話として
この団塊過ぎたオバサンオバアサンたちの
規格化はどうだろう。
まああんまりほじくって嫉妬と思われても
しゃくなので、今日はこの辺にしといてやるよ。
おぼえてやがれ

PS. 子猫は昨日の夕食を食べてくれていました。