あかんたれブルース

継続はチカラかな

タマの首に鈴をつけるのこと



透析中の徒然にテレビを着けても
面白くなくてチャンネルをまわせば放送大学
メディア論を語っておりました。
マスメディアというのが
マスコミ(マスコミュニケーション
とは別に単独に研究されたのは
比較的最近の話でまだ四半世紀しか経って
いない。とかいっていたなあ。

もっともマスコミというものが学術的に
確立されたのも第二次世界大戦以降で
それが飛躍的に活用され認識されとあのは
ふたつの世界大戦が契機となったそうです。
情報というものが民衆を操作するのに
いかに効果的であるか。

アメリカのアイエオンチュウー
ナチスドイツのゲッペルス
戦前日本の新聞社への圧力などなど
あったよね。

近代史のなかで報道の重要性は早くから
認識されていたのですが、それを制御するのが
難しい。これは諸刃の剣でもあり
使う方も十分気をつけないといけないんだね。
政府も、そしてマスコミ各社自身も。

マスコミとマスメディアの違いというのは
まあ似たようなもので説明が難しいのですが
簡単にいえば前者が名詞的で後者が動詞的。
伝達する規模も後者のほうがデカイ。
つまり新聞、テレビからインターネットになって
マスコミ論がマスメディア論に一歩踏み込まれた
のでしょうね。

そういったなかで双方の特性として
こういったとえ噺が海外の研究者のインタビューで
語られていました。
政治政策論争で(たぶん英国かな)、
第三世界の問題をどうすべきかで衝突していた。
マスコミはそれを報道するわけですが、
この論争において右派左派、もしくは
与党野党の基本的認識は一致している。
それはいかに自国の国益や権威を損なわないか。
しかしマスコミはそこまで掘り下げることはなく
ふたつの対立衝突だけを報じるものだと。

まあ、いまの日本の民主党とかの野党に
そういう認識や見識があるのかは疑問ですが
このたとえ、マスコミの本質を捉えるにはナイスです。

そういうものなんだよね。
それをあたかも聖職みたいに胸張ってるけど
もうだいぶメッキもはがれてきたマスコミ。

マスコミとマスメディアの違い
孫引き転載になりますがhitoさんのところから
http://blogs.yahoo.co.jp/i1hito/39366083.html?vitality

毎日新聞が日本人女性のふしだらぶりを
世界に向けて発信していた。
のに対する女性陣からの正当なクレームだ。
これに対して毎日はひとつの傾向として
とかなんとか言を左右にすることでしょう。
週刊誌でなくとも大新聞社でもこれだ。
無論、朝日新聞なんかの偏狭報道はようやく
社会問題化もされてきましたが。
ちょっと前まではそれが真実それが正義と
ばかりに信じて疑わない人が多かった。
そんなことないよといっても
まるでわたしが右翼みたいな目でみられる。

マスコミの責任って大きい。
そのくせとても無責任だ。
時代はすでにマスメディアに突入している。
問題の毎日の情報は世界に配信されているわけで
これを鵜呑みにした外人野郎どもが
「ユウは何しに日本へ」
「Oh!Man Cooooo!」

大変下品なオチですが、そういうのを
発信しているのが日本のメディアなのだ。
外人入れ食いの尻軽女ばかりじゃない。
それはひとつの傾向だろうけれど
そういう一部の傾向をピックアップして
デフォルメする手法って問題ではないか?

沖縄の基地問題憲法改正問題などなど
様々な報道のあり方に疑問を感じる。
彼らのいう正義とか、中立って
いったいなんなんだろう?

マスコミとメディアの違いとして
紙媒体とテレビに対してネットの違いもある
と思うのです。
前者のほうがよりスポンサーに影響されやすく
また送り手側の影響力もある。
対してメディアもそれがないとはいえないが
その主導権はユーザー側に多少ある。
そのぶん危険な暴走もあるわけですが。

マスコミの暴走に歯止めをかける
首に鈴をつけられるの政治家でも企業でもなく
わたしたち民衆、つまり国民だ。
この両者は鏡のような関係にあると思う。

ネットが普及して、その過渡期の現象で
まるで吹出物のように様々なものが露出しましたが
ただ言えばいい声がデカければいい時代は
そろそろ卒業してもいいんじゃないか。
表現にしてもツッコミにしても
デキ不出来があるものです。
つまり表現者にはそれなりの責任がある。
たとえ無記名でも、それはあるんだ。
言いたいことを何でもいうことが
表現の自由報道の自由じゃない。
悪態が毒舌が即、本音。イコール真実じゃない。
ましてやクールでも知的でもありゃせんのだ。

もの言うこと、書くこと表現することは
同時に恥をかくことでもあります。
そこには覚悟と責任があってこそだと思います。

それでも在特会やその信者たちは
それがある。というでしょうね。
それを抑えることはできませんが
そういうのを淘汰させるのは
国民の力によるしかないんじゃなかろうか。
そういう力はマスコミにはない。