あかんたれブルース

継続はチカラかな

生き金を使う人を使う

厄介なひとたち 9


再び資本主義社会が行き詰っている。
再びというのは今から100年以上前に
すでにそれは破綻しつつあった。
経済格差という二極化の問題は
資本家と労働者の間で
産業変革はユダヤ人差別に波及したり
(植民地を)持つ国と持ちえぬ国
そこから国家社会主義というカタチで
ファシズムなどをうみ
そして戦争というカンフル剤から
多大な被害と悲劇を生み
結果的に沈静化させました。
だけど
問題が解決したわけじゃない。
先送りされだだけなんだ。
双六でいう100歩後退かな
どの道、資本主義には限界があって
未来永劫発展し続ける思想には無理がある。

企業業績を上げるのに最も有効な手立ては
人件費削減です。
そこに正社員と非正規労働者との格差がある。
今年の春闘が始まったようですが
経団連がベースアップしても
そこには大企業と中小企業の
正社員と非正規労働者との
格差はますます広がっていくことになる、
ことは高校生でもわかる理屈でしょう。

東西とか南北とか宗教とか民族とか
そういう対立ではなく内部的な対立となる仕組み。
さてさて日本はどうなっていくことやら
いよいよ勝ち組意識が激しくなるんでしょうかね。

ルイちゃんからこんな記事をもらった。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150108-00010003-alterna-env

「消費」から「再生」する社会へ

この東大阪の社長さんは
人の手で手間隙かけて
というコンセプトで実績をあげる
とてもユニークな発想です。
ユニークというのは、これまでなら
それは人件費の観点から非効率と考えられたからだ。
でもさ、今の時代環境と照らし合わせてごらんよ。
こういった考え方やアクションは決して
非効率非合理じゃない。俺でもわかる。

安い労働力を求め中国から東南アジア、インド・・・
で、その次はどこなの?アフリカか?
その間日本はずっと空洞化しててもつの?
少子高齢化の根本問題は税収なんでしょう。
国や財務省経産省厚生労働省などは
もっと考えるべきだよね。
「循環」「流通」という経済論理を。

最近のニュースでは
介護現場の人員不足から外国人採用を促進すると。
でもその前のニュースでは
介護賃金のカットだったよなあ・・・
いまでさえも安いと敬遠されているのに
それじゃあねえ、それでその打開策がこれかよ。

けっこう高学歴のエリート達が
考えた是正策なのでしょうが
常にすべて目先の打開策だよね。
便宜主義っていうやつだ。
税の出口入口をちょっと捻ればなんとかなる。
あとは国会で通して法令化すれば
取り合えずなんとかなる、みたいです。

日本人をちゃんと使わんかい!