あかんたれブルース

継続はチカラかな

経済格差「1対99」の二極化

金玉のナマぬるい感触 2


フランスの経済学者の書いた
21世紀の資本』という本が世界的な
ベストセラーになっているそうです。
日本でも反響は大きいようで
現在来日中の著者をクローズアップ現代
インタビューしていました。

その内容はというと
いわゆる現在の資本主義の行き詰まり
それは格差の拡大から国家経済を揺るがす
大問題に発展するというもので、
その是正策を述べたものでした。

かつてエンデは資本主義経済の
お金の流通、金利の問題から
資本主義の危険性を訴え、それを遺言に託した。
それは大きな反響はありましたが
その響きが暴走する世界経済に
歯止めをかけるには至らなかった。
あれから15年
グローバル化が進んで世界経済は抜き差しならない
危険水域に達しているかのようです。

しかし1%の富裕層が支配するというアメリ
選挙もあるだろうに残りの99%はどうしてるの?
それともアメリカンドリームという神話の力か?

日本はそれほどでもないといいますが
少子高齢化と構造不況から
今後もっとも大きな打撃が与えられる
ことは必定みたいですね。
小手先の増税では解決できない。
そりゃあそうでしょうねえ。
そんなことみ~んなわかってる。
政治家だって役人だって

とにかく目先のことだけで精一杯
もしくは知らないフリして
取り合えずこの場をしのごうとしてるか

介護報酬の引き下げと
それをフォローする外国人の受け入れ
このチグハグな政策もそのあらわれでしょう。

ま、とにかく景気回復が最優先で
諸問題は後回しの戦略のようですが、
その後までもつかどうか・・・

そのフランスの学者先生は
大企業とか資産家からの増税がひとつの解決策
としていました。
同時に中間・低所得者の減税、優遇措置。
対して反対意見もあるようですが、
わたしにはこの先生の意見が真っ当に聞こえる。

というか、多くの国民が賛成なんじゃないの?
なんでこうなんだろう・・・
アメリカ以上にわからない国だ。


21世紀の資本』 著)トマ・ピケティ
http://www.msz.co.jp/book/detail/07876.html

経済的格差は長期的にどのように変化してきたのか? 
資本の蓄積と分配は何によって決定づけられているのか? 
所得の分配と経済成長は、今後どうなるのか? 
決定的に重要なこれらの諸問題を、18世紀にまでさかのぼる詳細なデータと、
明晰な理論によって解き明かす。
格差についての議論に大変革をもたらしつつある、世界的ベストセラー。