その目的の先には何がある?
小学校にあがる前だったと思う。
鉄人28号かまぼろし探偵かアトムで
白装束にトンガリ帽子の悪の結社が登場してて
不気味だなあと思った。
中学生ぐらいになって、それがKKKをモデルに
してることを知りました。
KKK(クー・クラックス・クラン)とは
アメリカの秘密結社、白人至上主義団体。
その頃、仮面ライダーが流行っていた。
さすがにもう中学生だったので夢中には
なりませんでしたが
ライダースナックは何度か食べたよ(笑)
この特撮モノ(?)にはショッカーという
世界征服を企む謎の国際的秘密組織が
登場します。
今度は黒ずくめの配下を従えている。
「ぎいい」」とか意味不明の奇声を発する
このショッカー戦闘員
ISILがニュースに取り上げられるようになって
その姿からショッカー戦闘員と
イメージを重ねた人は多いのではないかなあ
世界征服ねえ・・・
黄金バットのナゾーにしても
マグマ大使のゴアにしても
宇宙猿人ゴリにしても
みーんな世界征服に夢中だった。
そんなにいいことがあるのかなあ・・・
と中学生頃に漠然と思ったものです。
征服欲っていうのがあるのは理解できる。
信長の野望とか三国志ゲームで
ついついそれにハマってしまったこともあった。
でもそれはゲームの話であって
ある程度それが遂行されるとつまらなくなる。
あとは消化試合でエンディングを目指すだけ。
現実に戻れば、そこから先がめんどくさい。
シムシティーの後半のジレンマです。
左巻きの論者は日本の侵略戦争を批判します。
あれって、侵略戦争だったのかなあ?
インフラしたり教育したり衛生環境整備から
治安維持まで、人と金と労力と
日本の侵略とやらはえらく大変なものだ。
無論、三井物産とか三菱とか
企業は儲けたかもしれませんが、
企業進出を=軍事侵略としなくてもいい
日露戦争前に児玉源太郎が画策した
アモイ事件はまさにそこであって
経済進出さえできたらいいだけで
誰も傷つけたりしません。
すくなくともそれは戦後の、そして
現在の日本経済の発展から
明らかなことではないのか。
戦争は一時的な経済活性のカンフル剤には
なるだろうけれど、その後のツケが大きすぎ。
戦争とは経済の、外交の、失敗だ。
日本が中国とおなしな関係になったのは
1915年(大正4年)に大隈内閣が突きつけた
対華21カ条要求からです。
それ以前から中国権益を独占するのではないか
(満州経営を独占しようとした)
という嫉妬と懐疑心を英米にもたれた。
独り占めはロクなことにならない。
キレイ事ではなく
共存共栄こそが一番効率的なのだ。
と、思うんだけどなあ