あかんたれブルース

継続はチカラかな

なぜランチさんは豹変したのか

土壌と意識(4)


天然おっとり無垢のランチさんは
くしゃみすると凶暴な無法者に豹変します。
それを二重人格(解離性同一性障害)とする。

むかあし昔、三田佳子主演で
『私という他人』というドラマがあった。
このヒロインも普段は貞淑な女性ですが
変身するとアバズレになってしまう。
言葉づかいだけでなく髪型もメイクも服装も
行動自体も一変してしまうのだ。
スリリングな物語だった(汗)

ランチさんは「くしゃみ」で入れ替わってしまう。
ま、くしゃみ云々は漫画の話ですが
なにかの理由が変身スイッチなんでしょうねえ。
くしゃみなんて誰でもします。
三田佳子演じるヒロインが
ビリー・ミリガンがくしゃみで変身したって
ことはなかった。
報道番組で多重人格を特集したものでも
その患者は唐突に入れ替わっていた。

理由もなく?なんだろうか・・・

仮にランチさんのこのクシャミを
花粉症のくしゃみと考えてみる。
これはスギ花粉にもので
戦後復興のために木材の需要拡大のために
大量の杉が植林されたそうです。
これって人工的なもので、しかも過剰だった。
自然のバランスが崩れたというか
ある限界を超えたとも考えられる。
それ以外にも食品添加物や農薬の関係も
あるでしょう。これも人工のものです。
サルだって花粉症なんですからね。

人間は自然にストレスを感じない。
それは人工的なものに対しての反応だ
といわれております。

ランチさんのくしゃみはある意味での
象徴なのでしょうけれどね。
それを「環境」と捉えてみる。

天然おっとり無垢のランチさんは従順だ。
素地もあるでしょうが
そのように育てられたというのもあるでしょう。
問題は、そういうランチさんでは生きてられない
という社会環境がある。これが問題ではないのか。
あのくしゃみはそういう社会環境の矛盾や理不尽に
対して、我慢の限界、K点越えを表して
いるのではないか。
無論、そこにはなにかしらの事情はあるとしても。

酒癖の悪い人々を観察していると
その多くが普段はとても大人しい従順なタイプが
実に多い。
あれはアルコールによってそのタガが外れる
というかスイッチが入るみたいです。
そういう人たちはそれを知っていても
それでも酒を求める。
アルコール中毒(依存症)とはちょっと違う。
どこかでそれを求めているのは
普段の日常から、縛りから、解放されたい
という欲求があるのかもしれません。

もうひとつ
ランチさんを追い込んでしまう
環境からのプレッシャーやストレスが
くしゃみを誘発させるとも考えられる。
いずれにしても環境、状況からの現象なのだと。

もし仮にランチさんの発作を
ここでいうところのくしゃみを抑えるとしたら
クシャミ止めの薬よりも
その環境を変えることが効果的でないか。

我慢劇の任侠映画で極悪非道な奴らがいなければ
健さんだって殴りこみにいかない。でしょ。
それは極悪非道だけじゃなく
陰険で陰湿で意地悪で冷ややかな理不尽なこと
それを世の常として我慢せざる負えないこと。
そういうのが多い社会環境なんでしょうねえ。
いやだいやだ

それでも、それを社会は許さない。
ランチさんは様々な理由で封印させられてしまった。
社会不適合者として
もしくは差別反対という大義名分のもとに。

ここで表現の自由をどうこういう気は
さらさらないのです。
言いたいのはランチさんを隠しても
なんの解決しない。どころか
ますます混沌としてしまうだけ、だ。

理不尽なことに腹をたてるのは当たり前じゃないか。
それが許されない社会。
クレーマー擁護じゃないぞ!
変な風潮が定着してしまっている。
変な社会。
ガスも溜まって爆発もするだろうよ・・・