あかんたれブルース

継続はチカラかな

寄生獣から流れる涙の理由



無料配信につられて
一昨日と昨夜で『寄生獣』(TVアニメ版)
全24話を観てしまった。

そのせいで昨日は更新できませんでした。

そもそもは
先々週の金曜ロードショー
劇場版『寄生獣』を観ちゃったことから。
そんなに期待してなかったんですが
おもわぬひろい物というかよく出来ていました。
完結篇・・・観にいこうかな(笑)
そんぐらい面白かった。

原作のコミックを読んだのは
だいぶ前のことです。20年ぐらい前?
それはそれで面白かったとは記憶してるけれど
ストーリーはほとんど忘れていました。

グロい作品なんだけれど
この作品には共生共存というテーマが込められている。
そして人間とは何者かという哲学的なものや
愛情とか友情とか・・・
TVアニメ版全24話で3、4回
目がしらが熱くなったもんね。

しかしあれだね
進撃の巨人』といい
グロテスク・バイオレンスなものが
魅力(売り)となってる。

これをハリウッドでリメイクしたら
きっとパラサイトとのバトルが主になるのかもね。
合理的とは単純明解なことなのだ。

現代人の稚拙幼稚化をぼやいていますが
もしかしたらこれって合理的に割り切ろう
とした結果なのでしょうかね。
いや、そんな上等なものじゃあないな。

それにしても主人公の彼女である
村野里美にまったく魅力を感じない。
(なんかナルトの日向ヒナタみたい)
それだったら断然、加奈だよなあ
(加奈のハードル・理想は高いのだけれど)

ホワイトナイトを求める女心
それに応えたい男心と変身願望。

田宮良子にはもののけ姫のエボシが重なった。
(もしくはナウシカクシャナ
また、
宮崎アニメもグロテスクではあるわけだ。

この原作が
20年経っても通用するってことは
何も変わっていないっていうことであり
この作品のテーマは人間の永遠のテーマ
なのかもしれません。

きれいごとの「絆」のバーゲン作品
なんかよりも数段、考え去られる作品でした。
御用とお急ぎでなかったら
原作でも、TVアニメ版でも、劇場版でも
是非どうぞ。