あかんたれブルース

継続はチカラかな

思い込み矯正ギブス



息子の中間テスト期間中です。
今回は推薦入学に大きく影響するとのことで
英語数学物理はまったく教えられませんが
世界史、政治経済、倫理社会は
すこし与力してやろうかと親父は思った。

世界史は七年戦争からアメリカの独立戦争まで
ふむふむ七年戦争
プロセインはな
「パパァ・・プロイセンだよ」

ここですべておわりますた(涙)

李承晩ラインを李晩承とかってに
口がいいそうなのでひやひやしています。
間違って覚えたり思い込んだりすると
あとあと大変なのだ。

カトリーヌ・ドヌールを
カトリーヌ・ドヌーブに矯正するのに
えらく骨が折れたんもんだよ。

また、ランダムを市松模様みたいに
思い込んでいたりもしますた(汗)
デザイナーだったのに(涙)
わたしの師匠は中森明菜を「あきら」と
発音してたけどね(笑)

アドリア海ジブラルタル海峡と勘違い
してた女性もいたっけね。

こういった単語の思い違いは
名称だけでのことでまだ可愛いものです。
が、思い込みが基本的な歴史認識とか
そこからの思想なんぞに発展すると重篤だ。
なんたってそこに正義があるからね。
安っぽいレジスタンスだけの
熱病みたいなもので当人はいたって真剣なぶん
タチの悪い女に引っかかったようなものだ。
大リーク養成ギブスが必要だね。

自由と平等そして民主主義

息子が政治経済のテスト勉強で
ねえ、パパァ・・共産主義ってダメなの?
と質問してきました。
「そんなことないよ。対する資本主義がいいか?
 ってことと同じでどちらも諸刃の剣なのだ。
 それは、どちらも人間が扱うからなんだ。
 ルソーが唱えた社会契約論は社会と契約できる
 自立した人間であれば可能だろうけれど
 ところがどっこい大方の人間はいいかげんなものだ。
 本来は資本主義から社会主義共産主義に発展して
 いくものなんだろうけれど、今の人間には
 そのプロセスさえも荷が重いみたいだねえ。
 ロシア革命後の粛清とか
 カンボジア黎明時代の虐殺
 中国の文化大革命なんて悲惨だったんだよ」

へええ文化大革命って最近の話でしょ。
中学のときにすこしやったよ。

「つるし上げとかあってね。紅衛兵
 知的階級の人たちを糾弾するんだ。
 現在のマスコミはまるで紅衛兵みたいだね。
 悲惨な話はいまでも世界にはゴロゴロあるよ。
 アニメにもなった『銀河英雄伝説』とかは
 双方の問題点をよく描いていて面白いよ。
 読まなくてもいいから
 ひと段落したらDVDで観るといいよ」

ママ「うるさい。寝るんだから静かにして!」

すかさず息子がつぶやいた。
絶対王政

絶妙でした(笑)