あかんたれブルース

継続はチカラかな

お母さんの冷蔵庫



母親の冷蔵庫は化学の実験室のようです。
か、魔法使いの戸棚かな
一人暮らしには大きすぎるほどなのに
一番下の野菜室は新聞紙に包まれたもので
いっぱいでその奥の何が引っかかっているのか
半分開かない状態だ。

牛乳を買いに行くのが大変なので
宅配でとってるとのことですが
それがどこにあるのか探せない。
母親のことですから飲み残しているはずなのに。
それなのに手前サイドに
1リットルの紙パックの牛乳がある。
それがみょうに気になって夜中に目が覚めた。
あの牛乳は絶対に正味期限が過ぎてる。
母親が知らないうちに処分してしまおう。
午前2時そっとリビングに忍び足
冷蔵庫のドアを開けてその牛乳パックを流しに
もっていきました。
流しの蛍光灯をつけて日付を確認すると
6月5日になっていた。
ちょうど一週間前の牛乳です。
封は開けていませんでしたが
わたしは正味期限切れはダメなタイプなので
(ルイちゃんだったらノープロブレム)
鬼のいぬ間に証拠隠滅と封を開いて流しに・・・
母ちゃんルイちゃんごめんなさい。

と、なかから意外なものが
牛乳の白い液体のはずがだよ
薄いほうじ茶のような透明な液体なのだ。
あれ?と思った途端
ドスンと何かが落ちてくる衝撃が右手に、重い。

こ、これは・・・もしかし豆腐
いやヨーグルト?

もう一度恐る恐る日付を確認すると
日付は確かに6月5日ですが
そのまえに2014という・・年号が
一年と一週間目のヤツだぜベイビー(汗)

元牛乳の紙パックはすこからうんともすんといわない
ので、そのままゴミ箱に入れて
他の燃えるゴミと一緒にして出しに行ってきた
とさ、