あかんたれブルース

継続はチカラかな

悲劇の昭和62年組の忘れられない馬



昨夜暑苦しくて夜中に目が覚めてしまった。
寝汗かいててさ、その後寝付かれないので
パソコンを開いてしまいました。
時計は4時を過ぎていた。
裏サンデー」のファン投票どうなってるだろう?
応援してる『クラシックロード』は
2位同率の3位だったけど・・・
前回の投票から12時間経っていたので
投票と簡単なコメントを入れて
順位票を確認してみた。
げげっ4位に後退しれる・・・(汗)

忸怩たる思いにかられ再び寝床に入った。
夜が明けるまでにはまだ時間がかかるようです。

昨夜記事にした
メリーナイスサクラスターオー
昭和62年組でこの世代には
「悲劇の」という形容詞がつきます。
個性的で印象に残る馬が多かった。

そのなかでもダービー1番人気だった
マテリアルという馬もまた競馬ファンには
忘れられない馬だった。
その逸材から期待されていたのですが
その期待ばかりが先行していた。
本当は、マイラー中距離馬だったのだ。
GⅠの牡馬三歳クラシックロードは
皐月賞2000メートル
ダービー2400メートル
菊花賞3000メートルであり
この距離を克服できなければ
名馬の称号は得られない。
まだ安田記念マイルチャンピオンシップ
今ほどメジャーではなく
それも古馬のレースだった。
NHK杯もダービートライアルの一戦で
ニュージーランドチャレンジトロフィーも
残念ダービーという位置づけだった。

期待され続けたマテリアルは
その期待がゆえに思うような結果が出せませんでした。
騎乗していた岡部幸雄はそのことをふりかえり
マテリアルにその特性にあった路線を歩ませたら
マイルのGⅠのいくつかのタイトルを
獲らせてやっただろうにとふり返る。
ダービーから数えること13戦目
平成1年の京王オータムハンデキャップ
マテリアルは実に2年半ぶりに先頭でゴールを決めた。

長いトンネルをようやく脱した。
テレビ実況のアナウンサーの声も熱く震えていました。
そのときTVカメラがゴール版を過ぎたターフで
騎乗してた岡部が慌てて下馬する姿を捉えた。
誰しもが異変を感じた。

なんと栄光のゴールの後に
マテリアルは骨折してしまったのです。
馬主はなんとか延命治療して種牡馬にと願ったけれど
その後、容態の悪化から出血性大腸炎を発症し
死んじゃった。

あっけない幕切れだった。

サラブレッドという言葉は
良血とかエリートの比喩として用いられますが、
その巨体を支える足はとてもか細く危うい。
はじめてパドックでそれを観たら驚くものです。
そのなかでも種牡馬として
余命をまっとうできるものは数えるほどです。
厳しい世界なのだ。

夜が明けて、透析を終えて自宅で
パソコンを開いてみた。
『クラシックロード』が1位になっていた。
第四コーナーを曲がって直線で
先頭に躍りでていたんだ。
熱いものがこみ上げてきた。
馬の絵ばかり描いていた引きこもりの若者が
チャンスをつかもうと頑張っています。
是非、応援してやってください。

  3008
 『クラシックロード』
 元・天才騎手の復活競馬譚
 minoru

http://urasunday.com/tournament04/comic/3008_3_4th.html

簡単でいいのでコメントを入れて一票入れてね。
12時間に一回投票できます。
その実力を正当に評価して1位を獲らして
やろうじゃありませんか。