あかんたれブルース

継続はチカラかな

競走馬の家庭はシングルマザー



ブラッドスポーツといわれていますが
競走馬は母子家庭なのだ。

ニッポン競馬の種牡馬史を大きく塗り替えた
ノーザンテーストサンデーサイレンス
サラブレッド(オス)で種牡馬になれる確立は
非常に低いのですが
そんななかでこの二頭はハーレム独禁法違反でした。
サンデーサイレンスなどはその産駒が多すぎで
次世代の交配に支障をきたしたほど。
近親交配で血が濃すぎるのも不味いのだ。

そんな父の血統にやかまし
サラブレッドにとって母の存在は大きい。
牝馬は現役引退後に肌馬となり
出産育児を生業とします。
(その意味では牡馬よりまだマシなのかもね)
生まれた仔馬はある時期まで母親と牧場で過ごす。

友人の元ドッグブリーダーの話では
人間でも犬でも猫でもなんでも
子供はある時期まで母親と一緒に育てられる
環境がないと精神的に問題を抱えてしまうそうです。
商品として扱われる彼らは
仔犬仔猫に商品価値があるので
そのあたりを無視されて引き離され売買される。
心あるブリーダーとそうでないブリーダーの
違いがそこにあるそうです。
日経であれば後者を誉めそやすことでしょうけどね。

そんななかで
この間記事にした悲運の名馬サクラスターオー
生まれて間もなく母(サクラスマイル )が他界して
ヒーヒーお婆ちゃん(スターロツチ)に
育てられたのでした。
サクラスマイル唯一の産駒がスターオーだった。
だから骨折事故のときなんとしても
スターオーを生かしてその血を絶やさないという
願いはオーナーも厩舎関係者もファンも
みな同じ思い、願いだったのです。
母を知らないスターオー
育ての婆ちゃんも彼が三歳のときに亡くなった。

ちょっとセンチにロマンチックに
天国のスターオーが産みの母と育ての母に
あまえている姿を想像してしまう。
笑うな。
競馬のロマンって
そんなところにもあったりするのだ。

いよいよ明日で最終日です。
  3008
 『クラシックロード』
 元・天才騎手の復活競馬譚
 minoru

http://urasunday.com/tournament04/comic/3008_3_4th.html

ここにもロマンがある。
がんばっているものには応援したくなるものだ。
願いが祈りになり
それが叶うとき
私たちを奇跡を体感できるのだ。
応援してやってください。お願いします。
minoruよその夢をみのらせろ。