あかんたれブルース

継続はチカラかな

糞喰らえエセ民主主義



先週末のマンションの理事会で
(わたすは阿弥陀クジで理事長(汗))
苦情の申し出が2件ありました。
一通は宅配ボックスの盗難の件
もう一通は清掃に対する不満でした。
それについて規約改正(掃除夫を増やす)の
検討を提案してあった。
これに解せないわたしは他の理事6人に
これまで具体的に清掃の不備を感じたことが
あったかと聞いてみたところ
全員がないと答えた。そうだろうと思った。
因みに現在の管理人さんはよくやってくれている。

わたしがもうひとつ解せなかったのは
その人個人がそう思ったとしたて
管理人にそのことを改善するように働きかける
か、それを理事会を通じて行うというのが
筋なのではないかと、普通は思うようね。
いきなり掃除夫を増やせじゃあねえ。

みんな困惑気味だった。

で、前回の理事でいまの監事の一人が憮然とこぼした。
前年度までうちのマンションは管理人と掃除夫の
二人体制でしたが、経費削減の要求から
搾り出したのが掃除夫をやめて
管理人さんに兼任させる案だったそうです。
これで60万ほど経費がうかせると。

ごもっともな話だ。

そういう経緯のなかで一人の苦情のために
理事会でそれを検討するのも変な話だよね。
一応、管理人さんに理事会からのお願いと
住民への告知を行うにとどめましたが

わたしが顔には出さなかったけれど
腹立ったのはこの苦情の提案者が
前回の理事会のメンバーだったってことだ。
つまり、掃除夫をリストラした理事会の人間だった
ってことです。これ変な話だと思わないか?

この人は16年前にわたしが副理事長だったときに
監事だった人でした。
某金融機関に勤めるお堅いバンカーだ。
その固さがちょっと変でもあって
気難しいタイプではあったけれど
口説いて味方になってもらったのだった。
当時我々は不動産屋と揉め事を抱えていて
大変だったのです。
だから理事会がひとつにまとまらないいけなかった。
イケイケのわたしのよき参謀役の一人が
その彼だったのです。
個別に飲みに行ったことだってある。
いわば戦友だったのです・・・が

それもあって苦情者の名前を耳にして
渋柿かじったような気分でした。

彼に限らずこういう人が共同住宅には
何人かいます。何人かとは一人や二人じゃない。
わりと多いんだよね。
変人の枠を超えて何で多いのかというと
そういうのが
正しい(理事会に属する)管理組合員の努めだと
考えているようです。民主主義のあり方だと。
だから総会では色々な問題を提示して
理事会(管理会社)を追及する。

彼もそういう類の人なわけだ。
マッチポンプだね。

弁護士とか銀行員とか保険会社の役員とか
社会的に認められた人たちが
これなんだよねえ。参ったものだ。

こういった人たちは改善とか解決には
実は興味ありません。
問題追及に意義があるのだ。
以前、ヤメ検の弁護士で元の理事長が
駐輪場問題で物理的な問題を騒ぎ出したとき
「それじゃあ解決できないでしょ」と
たしなめたところ、返ってきた言葉が
「知りませんよ!」
だったのには驚きました。
これが70を過ぎた人間の見識か?
というかこの人は私たちの前 の理事長で
その時期のうちのマンションは瑕疵担保責任
施工会社と揉めに揉めていた。
その問題を未解決のままに私たち引き継いで
応援してくれるのではなく一転して
攻撃するクレーマーになっちゃんだよね。

まるで民主党みたいだ。

こういうみょうな正義が罷り通っている。

今回の掃除夫復活の意見は理事会では却下
しましたが、9月の総会の場で
蒸し返してくるでしょう。
よい機会なので理事長として、
この場できっちり訓録いれておきます。

この間の酔っ払い女も総会で文句いうと
息巻いていましたっけね。
わたしゃ中谷防衛大臣ほど温厚では
ありませんのであしからず。