あかんたれブルース

継続はチカラかな

美化は馬鹿の常套句



本日は腹の虫がおさまらないで
ちょっとブチます。
「美化する」云々の表現が罷り通っております。
司馬さんの坂の上の雲もさんざんこれで
罵倒されたものです。
ちゃんと読んでから言ってね!

今夜金曜ロードショーで『永遠の0』をやる。
これなんかも「特攻隊を、」とか「戦争を、」とか
さんざん美化美化いわれたもんだ。
二年前のことです。
作者はうっかり百田尚樹ベエ。
この人のサービストークの危険度は凄い。
田母神さんも次世代の党もこれにやられ
安倍政権さえも危うくさせられた。ものですが、
この映画『永遠の0』はなかなか秀作のようです。
わたしゃ原作だけで映画は今夜がはじめて。

で、この二年前の夏に
宮崎ジブリで『風立ちぬ』が公開されましたよね。
喫煙シーンがどだこだとくだらん言い掛かり
それにやっぱり「戦争を美化」があった。
宮崎さんが予防線をはったにも関わらず、あった。
わたしはもう宮崎さんに愛想を尽かしてるので
そんなことはどうでもいいのですが

そのちょっと後で
サザンの桑田佳祐が久々の新曲として
『ピースとハイライト』を発表しました。
タイトルから歌詞からこの歌が平和をテーマに
していることは一目瞭然なのだが
このハイライト=極右と解釈して
また歌詞の内容を現安倍政権に対するものだとして
バカ右翼から批判されたこと
記憶に新しいと思います。

ま、♪右を向いても左を見ても
   馬鹿と阿呆の絡み合い
とは、よくいったものだ。

でね、今夜放送される映画『永遠の0』は
この年の暮れの公開だったなんだけど
その主題曲『蛍』は
桑田佳祐が作詞作曲で歌ったなんだ。

この曲はアルバム『ピースとハイライト』のなかに
収録されいる。

桑田圭祐はこの年の三月に『永遠の0』のラッシュを
観て泣いて感動して今年一番の作品ともいった。
こういった経緯があって
それでも桑田圭祐を右だ左だノンポリ拝金主義者と
批判するのか? するんだろうねえ(汗)

桑田圭祐は(ピースとハイライトに関して)
こうも言っている。
「歌詞の一部だけを抜き出して
 それこそ『都合のいい大義名分で』曲解を
 受けたことは遺憾に感じており、今一度、
 アルバムの1曲として正しく受け取ってもらいたい」

以上です。

この言葉、プロ市民とか左右のアホたん以外にも
マスコミとか民主党に聞かせても
まあ理解はしないでしょうけどね。

百聞は一見にしかず
『永遠の0』が特攻隊を戦争をその死を美化
してるかどうかその目で確認してみてください。
桑田の歌も聴いてみてね。
https://www.youtube.com/watch?v=qlrqRNTvRFM

原作しか知らないわたしですが
わたしも観てみなすよ。
原作を読んだ限りでは
わたしにはセンチメンタルな反戦作品にしか
思えなかったですけどね。
それでも美化だなんだいうのであれば
わたしはそういう人たちに何もいう言葉はない。
あるとすれば、
馬鹿か、お前は!