あかんたれブルース

継続はチカラかな

冷酒ものどごしは良いけれど



血圧が高いんす(汗)
若い頃は低血圧気味の人だったのに
五十代になって・・・
現在は降圧剤を飲んでると高値安定なのですが
ちょっと飲み忘れたりするとてきめん
高値高騰ストップ高だ。
もっとはやくに血圧のクスリ飲めばよかった
のですが、
血圧の薬=年寄り
のイメージがあって抵抗があったのでした。
ささやかな的外れのわたしのアンチエージング
だったわけです(苦笑)

こんな前フリから
「最近の若者は」という切り出しをすると
また年寄りのと思われるかもしれませんが
最近の若者の、特に男子に多い傾向として
会話を外す傾向があるようです。
意識してるというより多分無意識なんでしょうね。
言葉のやりとりに常に責任回避の予防線センサーが
あるようで、ちょっと率直な問いかけがあると
外すかわす引く逃げるの
それが毎度のパターンなので白けてしまう。
別に責任をとれとか、揚げ足をとろうとか
そんな了見でもないんですけどね。
たぶんそういう環境(たとえば上司とか客)から
身についた防衛姿勢なんでしょうかね。
はやい話がそういう一味とひと括りに
されてしまっているんだと思う。
そう思うとよけいにさびしくなっちゃう。
そこまでして君らとコミュニケーションなんか
とりたくはないので
わたしのトークも実に乾いて冷ややかになっちゃう。

みんながみんなそうじゃあないのですが
ひとつの傾向として、パターンとしてです。

パターンといえば
関西人、関西弁、関西のノリというのにも
そういうものを感じてしまいます。
先月鹿児島に帰ったとき地元の物産会場で
関西の観光客がいました。
40代の家族連れの女性が話す関西弁が
みょうに子供子供していた。
いい歳のお母さんだったんですけどね。
中学生かと思ったよ(笑)

わたしは上京して38年なので
すっかり標準語を操る東京の人ですが
鹿児島空港に一歩降り立つと後頭部のあたりの
スイッチが切り替わり現地言語仕様に。
地元でも生粋の浜育ちなので
地元言葉も純血ネイティブさんな~のだ。
英語だったらキングスイングリッシュだよ。
ところがさ
方言には大人言葉子供言葉仕事言葉とかあって
普通は地元で社会人として成長して
大人言葉仕事言葉等を身につけていくわけですが
わたしの言葉は18歳のまま
まるでそれ以降成長しておらんのです。
だから気をつけないと見かけはオヤジなのに
高校生が使うようなアホみたいおっさんなのさ。
調子にのって話すと失礼千万になっちゃう場合も。
これで一度30代のときに
手痛いしっぺ返しを喰らったもんね(汗)

さて、話はとんとん飛ぶよ
関西のノリというか文化というか言語というか
スタンダードがなんか気になる。
朝の連ドラ『あさが来た』で
ヒロインは京都から大阪に嫁ぐ
環境が変わるの言葉も
「どす」から「だす」へ
大阪ネイディブルイちゃんによると
「いまどきダスなんて使わへんわ」そうな。
歌は世につれ、言葉も変容していくわけですが
この大阪(言語・文化・ノリ)の変容には
テレビの影響、もっといえば吉本の影響、
もっといえばダウンタウンの影響は大きかった
のではないか
藤本義一みたいなことをいうわけだ。
大阪育ちの鶴瓶との違いは
尼崎出身のダウンタウン、奈良出身のさんま等との
違いからか?
これは生まれ育ちの言語だけではなく
(もっとも関西の人はあまりこどわらないみたい)
ダウンタウンがデビュー以来のスタンス・芸風から
チンピラヤンキーの与太噺テーストで通しているから
なんでしょうかね。実生活は知らないが。
つまり浜ちゃんは仕事上18歳のままで
知らず知らずにアンチエージング
永遠の青年なんだろうねえ。
ま、それがそのままテレビで流れて
ひとつのスタンダードとされたのではないか、
と思ったりもする。

東京言葉は標準語と江戸弁では違う。
後者は方言にあたります。
関東圏でも千葉や埼玉でも違うし
同じ埼玉でも東武伊勢崎線沿線と
西武池袋線ではまったく違うものです。
伊勢崎線の吉川あたりでも何言ってるさっぱり?
それぐらいギャップがありますが
最近は全国的に標準語化されて(TVの影響?)
そういうのもなくなりつつあるんでしょうけどね。

たださ、標準語っていうのは語彙が少なく
方言ほど複雑で繊細なニュアンスはない。
だから調子のってこいてると思わぬ誤解をうんで・・・
便利なようでなかなかねえ。

冒頭で述べた若者男子の傾向は
これに加えて「環境」の影響も大きいと思う。
「時代」という大きな括りもあるだろうし
ジェネレーションギャップっていうのも
多少はあるのでしょう。
しかし、だ
そういうのを差し引いても
人間同士のコミュニケーションなわけですから
その人その人の姿勢ということに
変わりはないんだと思う。
言い訳分析は不要なわけだ。
パターン化マニュアル化した
お手軽なコミュニケーション作法には
思わぬ落とし穴があるものです。
迂闊さというトラップがある。

オヤジの意見と冷酒はその場にきかぬが
後で効きますよ~ん ぴんぽん