ダウンタウンとの雪解け
ダウンタウンの「笑い」がイマイチ
肌に合わない人なのですが
かといってとんねるずが合うのでもなく
若手ベテラン総じてお笑い系のノリはだめです。
しいていえばタカアンドトシぐらいかなあ・・・
なかでもダウンタウンは最初からずっと
ダメだったんだんだよなあ
関西では人気絶大みたいでしたが
ところがさ
日曜10時からのフジの
時事トーク番組「ワイドナショー」の松本人志の
コメントに頷いてしまってる。
その前のTBSの「サンデーモーニング」が
ひど過ぎることもあるのでしょうが
まっちゃんのいってることがひどく真っ当で
笑えてしまうんだよな
ここにきて急に波長があってきたのか?
人間は比較して考える。
当然その比較の基準は自分なわけですが
それが世間の流れと違ってると
なんか不安になってくるものです。
別に世間に合わそうと思ってるわけじゃないけど
自分の感性を信じれば信じるほどに
これホントまじかよ?
と世間の風潮に違和感をおぼえるわけです。
最初はへんって鼻を鳴らすぐらいでも
それがずっと続くと・・・なんか気味悪くなる。
ま、そんなことを折に触れブログで吐き出したり
しているんですけどね。
世論とかいうものがわからなくなってしまう
ときがある。
そういう思いがこのところ多くなっています。
息子が18歳になって
ニュース時事問題に関心をしめしてきました。
学校の授業の公民とかのせいとか
歴史の授業に興味があるからでしょうかね。
ときおり質問されると嬉しいパパなのだ。
シリアの難民問題とかユネスコの問題とか
昨日は在特会のことを問われた。
「あれりゃあかん
主張してることはまともでも
手法がダメなんだよ逆効果なのさ」
簡単なやりとりですが
男親としてとても楽しいものですばい。
わたしは息子に科学的な思考をする人に
なってほしいと思います。
これは司馬遼太郎から教わったもので
たしか『坂の上の雲』の最初のほうにあったかな。
特に歴史は、と前置きして
科学的なアプローチがなされてこない学問だと。
感情や情緒に流されてしまっていると。
数学者や物理学者は宇宙を数字や公式で
描いて把握しているそうです。
わたしにはそんなセンスも知識もないけれど
なんかそれには夢がありリアリティーがある。
戦争が良いか悪いか
そんなの悪いに決まっているし
誰も戦争を望んではいない。一部を除き。
当たり前の話だよね。
世の中には良かれと思ったことが
ときにとんでもない結果や厄災をもたらす
ことがあります。
後講釈であのときこうだったこうすべきだった
というのは歴史でもなんでも同じで意味ないわけで
突発的や偶発的という言い訳以前に
できるだけそれを回避させる知恵ってものが
(英知というのはおこがましい?)
必要なんでしょうね。
そういうなかで歴史っていうのは
とても参考になるものです。
今起きてることに必ずリンクしているものだ。
ふと高校時代の最後の歴史の授業の最後の最後に
その教師が自分の授業はこれで最後だけれど
卒業してからこれから社会人になっても
歴史に興味をもってほしいと締めくくった
ことが思う浮かびます。
さほど親しい先生ではなかったけれど
その一言が今でもひとつだけ残っている。
歴史は未来を翳す篝火
とは映画『ギャングオブニューヨーク』の一節
息子に松本人志のよな、バランス感覚とセンスを
なんてことは思わないのですが
これから一人で生きていく人生に
歴史という篝火を手にしてほしいと
思うのであった今日この頃
なんか今日は風が強いね
冬の到来を予感させられました。