あかんたれブルース

継続はチカラかな

母のおもてなし



わたしの母の介護補助の主な役目は
(1)ちゃんと薬を飲むこと
(2)水分摂取を控えること(一日800mlまで)
が主なものです。

(1)に関しては物忘れの多いまだらボケなので
すぐ忘れてしまうので厄介。
もともと心臓の薬は処方されていたようですが
今回急性の心不全になったのも
その飲み忘れ、続けが、原因だったようです。

(2)に関してはわたし自身も水分調整してるので
(わたしの場合は一日700mlを上限目安)
一緒に努めようね、というのですが
なんせ田舎のスローライフの年寄りなので
朝起きて夜寝るまで何度もティータイムがある。
まったくイギリス人でもないのに(汗)
わたしにも茶を飲め茶を飲めと勧めるわけだ。
嫌だ嫌だと断っててもそこまで意固地じゃない。
飲めといわれりゃ素直に飲む性格なので
3回に2回か1回は飲むわねえ。一口二口は。
それがチリも積もればなんとやら
ダイエットと同じでその一口が禍する。
前回もそれで足がむくんだのですが
今回は45日という長期滞在だったせいか
体に水が溜まって心臓が10%肥大。
東京に帰ってから急遽ドライウエイトを下げる
治療となってすっかり体調を崩してしまいました。
昨日あたりからようやく復調気配ですが
約2週間そりゃしんどい思いをしましたよ(涙)
たく、もう!

その滞在中に母親に
「母ちゃんあんまり茶を飲むな、な」
といっても
「大丈夫。水で薄めたから」
ときっぱり応えてくる。
「いやそうじゃなくってさ(汗)」

通じないんだよなあ(困)

で、話をそらすように
「そうだクスリを飲まないと」と
洗い物をしてるわたしの傍らにきて
なにか分包をああんして飲んだよ。
朝晩の薬の時間じゃないのに?と
その手にした分包の空き袋をみて驚いたね。
「こら、それは青汁じゃないか!」

まったく白鵬もびっくりポンやわ(汗)

ちょっと前まではちゃんと理解してたはず
なのですが、途中から消去されたんでしょうね。
これがまだらボケの実態なのだ(汗)
ま、青汁ぐらいだったら笑い話ですけど
これが・・・
想像していくとそら怖ろしくなるよ。

東京に帰って半月経ちます。
その間サチコが4日ほど帰りましたが
うちの母親はちゃんとやってるでしょうか?

サチコと電話でそんなことを話していると
実は母は普段からお茶はそう飲むほうじゃない
って話を聞きました。
年寄りなので尿意を気にするからだとか。
つまりあの茶を飲め攻撃は
わたしたちに対するサービスであって
母親にとってそれは非日常の行事だった
というわけです。
母親のささやかなおもてなし
だったんですね。
なんかそれを思うとちょっと切なくてね。
愚かでアホな母親が愛おしいのだ。

母親のもとへ帰ること、気が焦ってしまいます。
といって虎ノ門病院の検査がはっきりしないと
身動きとれない。
結果、手術とかなったら最低一ヶ月は無理だから
年内は難しいよねえ。
どうなることやら・・・

郵便局のレターパック
針と糸を送りました。
100円ショップで買ったもので
針が2セットと五色の糸が入ったものとで
合計300円也。
母はよく裁縫をしていましたが
なんか針が通らないとこぼしていた。
きっと古くなってしまっていたんだろうと。
針に糸が通せないいと何度も通してやった。
ワンセットに10本の針が20本。
その針に糸を通して送りました。
それではスカスカしたので
板チョコ(アラフォート)を添えて
季節がら大丈夫かなと思ったのですが
どうもチョコが溶けていたとか。
糸は大丈夫だったかしらん
それでも母親はとても喜んでいました。

相手が喜んでくれると
こちらも嬉しくなるものです。
そういうことが
有難いものだなあと思った。