ちんこプレッシャーズ 2

そんなわけで十中八九、九割九分
但馬牛の国産和牛ルーツ比率の覚悟で
いってきました虎ノ門病院。
朝から混雑してる院内のナース一人一人を
チェックして彼女だったらいいけれど
この人じゃいやだな、これならギリギリセーフと
待合室のソファーに「へ」の字を書いて
呼ばれて診察室に入る。
結果は・・・ピンと緊張が走る
けれどもちんこは緊張しても立たない。
担当医は女医じゃない。
そんなことより結果はどうなんだ！

結果は異常なし。

えっ、なんか拍子抜けでした。
「先生そんじゃあの影はなんだったんですか？」
医者も首を傾げてわからないという。
ＭＲＩではそういう死角があるようで
それで今回3ＤＭＲＩで再検査したわけで
「馬太郎さんの場合は今のところ大丈夫です」
とのことでした。
「ただし、」と釘を刺す医者さんのいうことにゃ
「馬太郎さんの場合は画像を見ていただければ
　分るように血管がところどころ消えて見えない
　つまり相当血管が細くなって写っていません。
　今回は動脈瘤の疑いは晴れましたが
　今後細くなった血管が破れる脳梗塞には
　要注意ですねえ」と強迫する。
「なるほど、ということは
　わたしの左耳からドンドコ太鼓の音が
　ひと打ちニ打ち三叩き山鹿流陣太鼓
　四六時中の赤穂浪士の討ち入りはそのせいか」
「かもしれない」
行く手は松崎町～！
「じゃあ首から上の顔面麻痺で
　歯医者の麻酔を打たれてどうも他人の顔
　本人はいつまでもできればディーン・フジオカ
　鏡をみると志賀勝ひとによったら角淳一
　ドン小西崔洋一のギャップはそのせいか」
「かもしれない」
「いまなんかしようと思ってニ三歩歩くと
　何するんだったけと冷蔵庫を開けて
　自分に問い直すのはそのせいか」
「かもしれない」
「この間ＢＳで『地獄門』をやってるねと
　長谷川一夫かあ横溝作品も昔からやってたんだ
　と『獄門島』と勘違い。
　スイッチ着けたら平安絵巻？
　京マチ子みて佐久間良子と勘違い。これも？」
「馬太郎さん次の患者さんがつかえているので
　いいかげんにして！」
とナースに取り押さえられて追い出されちまった。
くーっ世が世ならお前が俺の陰毛を、と
ここまで出たけど口には出さない。

てくてく霞ヶ関界隈を歩いた虚脱感。
まあそんな落胆することでもないじゃない。
帰りに根津でおりて秋田屋で雑煮食べて
ささやかなお祝いでもして帰ろうか
ついでに根津のたい焼きでも買っていこうか
はっくしょん！
なんか冷えるなあ・・・特に下半身が
いっけね先手を打って
ゆんべ風呂場で自分で剃ったんだっけ
これじゃ鹿児島に帰っても当分温泉には行けないね。
はやくウチ帰って極細マジックで
黒く塗りつうぶせっ♪

やっちゃえニッサン