あかんたれブルース

継続はチカラかな

粋とボケ



聞いた話によりますと
日本で一番歩みの歩調が遅いのは
鹿児島県人なんだそうです。
不法入国の中国人が職務質問されて
鹿児島出身というえば8割がたパスするとか
大陸的ともいえる九州人のなかでも
鹿児島っていうのはそういう土壌を育んでいる
風土なんでしょうねえ・・・

この間帰ったときに約四十年ぶりに再会した
旧友が糖尿病性網膜症で眼底出血した際に
医者に行かないで眼鏡屋にいったという。
うちの母親も大腸がんのとき
病院に相談せずに美容院で相談してたもんね。
わたしもサチコもビョーインの先生が先生が
というからてっきり病院の先生かと
勘違いして後で大騒動だったものです。
高校時代に好きな子に会いにスーパーカブ
熊本まで日帰りで行ってきたボケもいました。
西郷隆盛の宴会芸はロウソクで陰毛を燃やす
だったし大久保利通は畳廻しだたでごわす。

そんなわけで老若男女鹿児島の人間はボケが多い。
同県民のわたしがしみじみそう思うわけだから
他府県の人からしたら相当なボケ種族なんでしょう。

歩みの速いのは東京とか大阪の大都市圏
なんでしょう。
東京といえば気の短い江戸っ子で
そこには粋の文化なるものがある。
このボケと粋
またく対照的な水と油なのですが
明治時代に最大のサロンとして君臨した
横浜富貴楼のお倉という女帝フィクサーがいた。
なかなかの美人だったそうで
若い頃は内藤新宿で芸者遊女をしていました。
このお倉には入れあげる道楽亭主がいまして
この亀次郎通称亀さんって男が役者のような
いい男でどうしようもない遊び人
というか粋な江戸っ子だったそうです。
この粋道っていうのもなかなか奥が深く
それはそれなりに厳しいのだ。
そんな亀さんがある日
カネの工面にお倉を芸者に売って
そのカネ(五十両だったかな?)
手拭にぶら下げての道中どこかで落とした
ことに気がついた。けれど慌てず騒がず
これが粋ってもんなのさというエピソードが
ありました。

これを考え合わせると粋とボケって
対極的なようで似てないか?
スーパーカブで熊本まで日帰りで行ってきた
友人のことを思うとなんかそれも粋かなと
思えてくるから不思議なもんだ。

頭山満がケツからサナダムシをひねりだし
千切って蒔絵の火鉢に揃えている図も
粋といえば粋かもしれないし
杉山と陰毛のなかのシラミをとってその数を競う
それもそれで粋のような気がする。

陰毛を剃ったら髪の毛生えるかなと
期待しましたが耳毛が伸びてきました。
いま肩までもう少し。
これはこれで粋のような
僕の○毛が肩まで伸びたら結婚しようよMMM