あかんたれブルース

継続はチカラかな

息子の旅立ち 2



いま息子はオシャレに夢中です。
聞くところによると学年で二番目にオシャレだとか
一番じゃないところが可愛いかしらん

メルカリで売買してお小遣いを稼いで
チェスターコートをゲットしていました。
それで決めて今日は彼女さんとデート
表参道のレストランで食べ放題だったとか。

そんな彼に高一のとき与えた
『アイビー雑学事典』
と、これが結構重宝してて彼のバイブルみたい。
この本ってホットドッグPSの連載を
一冊にまとめたもので
わたしが23歳のときに装丁したデビュー作なのだ。
中面もオールレイアウトね。
いい本なんだよ。原宿のトラッドショップに
置いてあったぐらいです。(たしかケント)
「いいかいオシャレの基本はトラッドなんだよ」
それを真に受けて部屋のソファーに寝そべって
ときおりそれを眺めているのがいじらしい。

この間、わたしが大事にとっておいた
ダッフルコートを奥から出してきて
「パパこれいいねえ」と袖を通していました。
みんなお前にやるよ。
母親が作ってくれたまだ一度も着てない大島も
ネクタイもぜんぶ君にやる。

といって、他のわたしの服は
どうもハードルが高いみたい。
まだまだ青いな小僧。
ブリティッシュからプレッピーそして
謎のシンガポール人になるんだよ(汗)

そういえば高校になってネクタイの締め方
教えたんだったよね。
わたしも上京のときに父親から教わったんだった。
うちの父親ってオシャレでね。
船乗りだったんで見事なナイフとフォーク捌きの
テーブルマナーも印象深かった。
わたしなんか「お姉さん箸ください」だもん。
有形無形の
親から子へ受け継がれていくもの

キャッチボールとかギターを
教える機会は結局なかったのですが
わたしの最後の贈り物は・・・小粋な下ネタ
ってとこでしょうか
アホなJJ.はいまだにマスターできていない。