十年後の就活を思えば
十年後、いま現在の仕事の7割強が
なくなってしまう
そんなことを記事にしたのも2、3年前でした。
息子が高校生進学の頃だったので
米国の学術調査リポートからだった。
3Dプリンター、人工知能、ロボット・・・
技術革新発展はめざましくマジ現実味をおびてきた。
もうそのことを「大げさな」という人は
まさかいないよね。
事務系の仕事も激減するようです。
文系普通科偏重のニッポンの教育
ハローワークでは途方に暮れる文系元事務屋が
ひしめき合ってため息の坩堝だ。
文科省が教育制度の時代錯誤に気づいたのは
阪神大震災を契機にしてだったといわれます。
それを受けて教育現場でも
たとえば東京都の取り組みは必死さを感じる。
それでも行政は遅々として時代の速度に
追いつかない。
もっとも感じていないのは
胡坐をかいてる教職員諸君とのんきな
保護者なのかもね。
時代の先を読むって難しいものです。
いま現在でも弁護士が多過ぎ
歯科医師が多過ぎなどなど
ちょっと前に持て囃された職種が凋落状態だ。
それこそ有名人気大学に入れば安泰という
神話は崩壊しているんだよね。
鹿児島でテレビ観てると地方色豊かな
ローカルCMがよく流れてる。
そのなかのひとつにどっかの学校のCMで
オジサンが例のみょうなイントネーションで
「将来なにになりたいの~」と女子高生に問うと
ひとりが「こ~むいん↓」と鹿児島弁で返し
もう一人も判で押したように「こ~むいん↓」
というわけで公務員要請学校のCMでした。
地方だとねえ公務員ぐらいしかなんだよなあ
でもこの公務員っていう事務職も
この先どうなることやら
少子化労働力不足とはいうけれど
納税する働ける人って・・・
7割強消滅した職種に見合う
7割強の新しい職場は生まれるのだろうか
学校とか教育が即、仕事のためもの
ってことでもないんでしょうが
企業自体に余裕がなくなって
即戦力を求める傾向に拍車がかかっている。
学校は出たけれど、ってことにならないか
というのは当人も親御さんも気になるところ
ならないといったら嘘になる。
それこそみんな大学に行く時代だし
そんななかでの教育の(経済)格差といのが
見えづらくなってしまいがちです。
その差額が塾代だっていうんだからねえ(汗)
問題の本質はそこではないのではないか?
格差是正には経済的な、というファクターよりも
幸せな、という私たちの価値観の見直しが
大事なような気がします。