あかんたれブルース

継続はチカラかな

小原とあさが来た

旅路の果てから(5)

実験校成城学園小学校に招聘された
小原の役目は学校運営だったといっても過言じゃない。
その最大の難題は中学校に続いて高等学校の新設だった。
そのためには牛込から新天地の場所が必要なのだ。
しかし先立つものがない。
まったくお金がありません(T_T)
元旦の拝賀式の後、寒々しい職員室の火鉢を囲み
同僚の教師たちと冷や酒を飲みながらふさぎ込んでいると
「山口の本間俊平先生を頼ってはどうか」
という意見がでる。
本間は不良少年更正事業に取り組む異色の教育者で
小原も尊敬する人物の一人でした。
こうなっては本間先生を訪ねてみるかと
話は即決したけれど、山口までの汽車賃金がない(ToT)
みんなの財布から有り金全部はたいても二十円:(T-T):
これでは徳山までしか行けないのだ(>_<)
そこで徳山まで行って義父から山口までの交通費を借り
帰りは鹿児島の兄に送金してもらう計画をたてLet's ゴー(+_+)
なんとも無防な綱渡りじゃああーりませんか。

そんなこんなで山口の本間先生を訪ねるのですが
本間だって金がない。
小中、高等学校を作るとなれば数十億は必要だ。
しかし、本間は広岡浅子と親しかったことから
その娘を訪ねてみよとアドバイスした。
広岡浅子。。。
そう、NHK朝の連ドラ『あさが来た』のあさちゃんだす(゜▼゜*)
いやああこれだから近現代史は面白い!
これが突破口となって成城の地に学園が誕生するのだ。

こういうシンクロ、因果の糸車
あるんだよねえ(*^-^*)