あかんたれブルース

継続はチカラかな

予備

旅路の果てから(6)

鹿児島中央駅(旧西駅)の正面から
はす向かいに渡って甲突川をちょっと下ると
そこが加治屋町です。
ここから西郷兄弟、大久保利通大山巌など
明治維新の原動力が輩出された。
司馬遼太郎は維新はひとつの町内と
ひとつの私塾から成されたといっていましたかね。

加治屋町は下級武士の町です。
現在その地のには歴史ミュージアムがあって
その展示品に当時の一般的な食事の膳が再現されてますが
ご飯と味噌汁の他には小さな器に煮物が添えられて
それがなんとも申しなけそうで|ヽ(~~。)
これを巨漢の西郷さんがチョコンと
正座して食べていたのか思うとなんか微笑ましくもあった。

もっとも、司馬さん曰く
鹿児島の維新の偉人はこういった貧しい下級武士の地域からで
上士地区の照国町辺りからはまったくといっていいほど
出ていないといいます。

経済的格差が教育の格差となっている
という指摘があり、社会問題化とされています。
あるシングルマザーのケースが取り上げられ
塾に通わせるお金が捻出できなくて
これでは公立高校に合格できないと訴えていました。

それもなあ。。と考えてしまう。

確かに現在の社会構造では経済格差と教育格差は
一側面ではリンクしてることは理解できる。
しかしそこにいくら補助金を費やしても
この問題が解決するだろうか?