あかんたれブルース

継続はチカラかな

真の学校教育

旅路の果てから(10)

小原の成城、玉川学園の設立の過程は
とっても面白い。
用地購入から学園都市の構想設計設置整備まで
なんたって当時は小田急線が開通していない原野なのだ。
玉川のときは開通していたけど駅がない原野。
そこに交番から病院とか水道まで
まるでシムシティーみたいなのだ。
この開拓事業の資金捻出には宅地造成からの売却がある。
時価の3倍の価格で買い上げた荒れ地でしたが
十分採算がとれた。ワイルドだろう(≧∇≦)
大胆だよねえ鹿児島弁でいうボッケモンだよな。

こういった事業に在校生も授業のいっかんとして
参加しました。
現代の感覚からすれば学業が疎かになるとして
保護者やら市民団体やらマスコミが騒ぎ立てるでしょうね。

しかし、そこにこそ教育の真骨頂があるわけだ。
これは小原の一貫した教育方針姿勢だった。
いわゆる体験学習なんでしょうねえ。
詰め込み座学中心では
若者のやる気スイッチは作動しないのだ。
教育で知識をいくら詰め込もうとしても
限界がありますからねえ。
興味や好奇心の種を植え付けられすれば
自ずと勝手に吸収していくのが人間の特性なんだね。

その意味で今の親達は世の風潮は
学校教育に過度な要求を求めすぎだし
それは妄想盲信だ。
と、わたしは思いますけどね。

イメージ 1