あかんたれブルース

継続はチカラかな

愛縁奇縁の因果の糸車



昨日はTさんと年始めの「まあメシでも」で
近所のファミレスに行ったのでですが
日曜だったせいか喫煙がダメとのことで
そんだったら意味ないじゃんと
そういえば駅前の公園で「地酒祭」をやってたから
と急遽場所を替えました。

グランド場につくられた特設会場で
たこ焼きと煮込みと焼き鳥、イカ焼きで乾杯。
天気も良くて暖かく、なんか趣向がかわって
よかったです。

Tさんは例の旭化成のOBでして
わたしより一回り年上
悠々自適とはほど遠く、うつ病が原因で退社
カミサンから離婚をつきつけられて
根こそぎもっていかれて放り出された豪の者だ。
知り合ったのは5、6年前だったでしょうか
その間に、大喧嘩というか
わたしが厳しく叱責したことがあったのですが
不思議なものでそれから結構深い関係となった人です。
Tさんはバカ正直で実直な正義感なので
心を許せる数少ない友達となった
という感じですかねえ。

わたしって・・・
そんなに短気なほうではないと思うのですが
こういう喧嘩して仲良くなくなる
という昭和的な人間関係が実に多い。
といって喧嘩が好きなわけでは決してありませんよ。

68歳と56歳の爺とオヤジが
テント席で日本酒を傾けながら向かいあう
色気もなにもありませんが
歴史の造詣が深いTさんとの会話はテンポがよくて
それはそれでまあまあ楽しいのだ。
二人を結びつけたSさんは昨年春に他界している。
不思議な縁だとも思うのでした。

わたしからみたTさんは
なにもかもなくした波乱万丈の人ですが
そういうTさんからみたわたしは
よくそんなんで飄々としていられなあと
いたく奇特にみえるようです。
そんなんで「第二の人生」というキーワードを出したら
なんか釈然としない感じだったので

ねえねえTさん
この間、テレビ東京で懐かしの昭和歌謡
時代と絡めて紹介する番組があってね
美空ひばりが死んだのは52歳だよ
裕次郎も同じくらいで死んでいる。
わたしたちはひばりも裕次郎も追い越して
生きているんですよ。
それを考えれば第二の人生っていう考え方だって
一考なんじゃないのといったら
みょうに納得していました。

昨日今日は各地で成人式みたいですね。
わたしもTさんもそれは遥か昔のそのまた昔
それこそ2回も3回も成人式を周回してきたわけで
第二人生も第三の人生もあってもいいよなあ
とTさんがつぶやいていた。

そうかんがえれば、
そうあんまりくよくよすることもないんじゃない。
とわたしがいっても説得力ないのかなあ(汗)
ま、いいじゃん人それぞれでも

昼間っからの酒だったせいか
日本酒一杯半と缶ビールひとつで
わたしゃ酔っちまったよ。
そんなわけで昨日は帰ってすぐに寝てしまい
ブログも休んでしまった。

そうそう
Tさんに「旅路の果てから」で紹介した
小原國芳の話をしたら
なんと彼の親しい友達の奥さんが
小原さんの孫娘だというのです。
いやあ愛縁奇縁というか
世の中、不思議と繋がっているものです。