あかんたれブルース

継続はチカラかな

問題はそこよりもっと先



政治献金がいろいろと問題になっております。
献金をどこまで贈収賄とするのか
組合や支持政党への献金はどこまでセーフ?
そこに利権が絡むから問題なのか
どこまでが利権なのか?
難しいところだと思います。

ちょっと話をかえて
日本は教育にかける予算が世界的に低い
とよくいわれています。
そのぶん家庭の負担は大きいわけで
教育の格差もそこからが出どこであり
高校、教育の無償化が叫ばれてるのもそれが所以

でね、諸外国の場合からいうと
教育機関に対する企業の援助献金
非常に大きいそうです。
それに比べて日本はそのへんがまったく少ない。
なんでだと思いますか。
話は遡ること安保紛争学生運動が盛んな時代。
大学生は学業より学生運動に奔走してた
時代がありました。
東大の安田講堂事件など映像等で
よく御存知かと思います。
あれを機に企業側がすっかり愛想を尽かし
それから大学などへの支援援助がなくなり
いまに続いているのだといいます。

学生運動はすっかり下火になっても
日本の大学生は学業よりも
バイト、サークル、コンパなど
その後は就活がキャンパスライフの主であり
大学は受験勉強の骨休めの場となって久しい。
企業として、そんなものに
出したくもないカネですから
出す必要もないという大義名分なのでしょう。

対して、役所や役人は融通が利かないから
そこはそれ蛇の道は蛇、魚心水心で
ネジを巻くのに陳情なる行為が横行してるのは
知る人は知るのことです。
中国ほどではないにしても
日本の社会構造自体がそういう仕組みになっている。
これは何十年経ってもそうそう変わらないと
思います。

なんでそうなの?
という理不尽な事は各業界で沢山ある。
その場合に業界人は必ずこういいます。
「役所で決まってるから仕方ない」と。
国会で問題になって法制が変わらない限り
どうしようもないことで
それがいつになるやら。
またそこにも利権が絡んでいるので
ややっこしい話なのだ。
それと、
国会で取り上げるのは国会議員ですからね。

もうかれこれ十数年前の話ですが
新雑誌創刊事業に関わっていたとき
出版コード取得から出版社自体の買収へと
話が広がったことがありました。
その出版社の親会社の社主への交渉に
当時はまだ若手議員だったI.Nに口利きを
(あとは金目でしょの議員)
ということになりその口利き料が200万円也。
それが当時の妥当な相場だそうでした。
そこまでの価値があるのかはなはだ疑問だった。
買収に関してはマックス7億円までは可能だとも。
幸か不幸かそこに至るまでに話は立ち消え
でしたが、下手したらわたしも書類送検だった
かもしれません。
そのときの司令塔は東大出の弁護士で
M&Aのプロでして
法的には正当なビジネスという認識だった。

現在において出版業は瓦解寸前です。
ひと頃は出版コード(ISBN)には
プレミアゴルフ会員権のような
価値があったものですが
いまだったどうんなものですかね。

出版でさえもこれです。
電気、水道、ガス、建設土木などなど
日本という社会には縦横にこういうしがらみが
張り巡らされているわけです。
家一軒、マンション一棟建てるにしても
そういう業者業界が入り組んでいる。
その上に役所が君臨しているわけだ。
改革とか改正ってそうそういかないわけのわけ。

みんなで利益を配分しようという
官製談合の気持ちもわからなくもない。
現場に近い事業のほうが経費削減というのも
わかるし、公正な入札からダンピング合戦の末
下請けへのシワ寄せと手抜き工事になるのも・・・

「そんなことあってはならないんです!」

いったい誰に向かっていってるのやら?

そんなことを考え言ってるわたしは
非常識で不道徳なゲソの極み
ヨッチャンの酢漬けイカ
スルメじゃないよ酢漬けイカ